デイヴ・ナヴァロ、ジェーンズ・アディクションの解散を認める　「再び一緒に演奏する機会はもうない」　暴行騒動を回想

2024年9月13日、ジェーンズ・アディクション（Jane's Addiction）のライヴ中にヴォーカリストのペリー・ファレル（Perry Farrell）がギタリストのデイヴ・ナヴァロ（Dave Navarro）に殴りかかる出来事があり、バンドは事実上解散しました。ナヴァロは米Guitar Playerの新しいインタビューの中で、この衝撃的な夜について振り返り、「再び一緒に演奏する機会はもうない」とバンドの解散を認めています。

ナヴァロは、ジェーンズ・アディクションの最後のツアーで、バンドが再び集まれたことを喜んでいました。

「去年、エリック・エイヴァリーがベースで復帰してヨーロッパで行った最後のツアーでは、俺にとってジェーンズ・アディクションのライヴの中で最も好きなものがいくつかあった。余計なものは一切なし。小道具もなし。ステージには何もない。ダンスも、パイロも、仕掛けもなし。ただ俺たち4人と色とりどりの照明だけで、曲を演奏し、それを発展させ、ある種の奇妙な世界へと入り込んでいった。

グレイトフル・デッドとレディオヘッドを組み合わせたような、そんな瞬間があった。バンドとしてやったことのない、奇妙で実験的なジャムだった。

それでも、一番嫌いなライヴは何かと聞かれたら、去年9月13日金曜日にボストンであったライヴだと答えるだろうね。

他の関係者もいるので、ここでは大まかにしか話せない。まだ非常にデリケートで、解決していない問題なんだ。

ステージ上で口論があり、それまでの大変な努力、献身、作曲、スタジオでの時間、故郷を離れて国中やヨーロッパを駆け巡ったこと、病気を克服しようとしてきたこと、その全てが一挙に打ち砕かれ、バンドの命を永遠に絶ってしまった。バンドが再び一緒に演奏する機会はもうない。

敵意をむき出しにしたり、名前を挙げたり、非難したり、理由を挙げたりすることはしないが、あれは俺にとって最も嫌だったライヴだったと言わざるを得ない。

あのライヴの前、ヨーロッパに行って、本当に初めて息が合った経験があったことは言わせてほしい。俺たちの年齢、50代、60代になると、みんなが自分のやりたいことをやってきたので、互いに競争意識もなかった。仲良くやっていた。エゴの問題もなく、ただ4人の男が素晴らしい音楽を作っていた。まるで最初の頃と同じように。ステージの上にいるのは俺たちだけで、観客はめちゃくちゃ盛り上がっていたんだ。

9月13日のボストンでのあのライヴが、その全てを終わらせてしまった。だからこそ、あれは俺が今までやった中で一番好きじゃないライヴなんだ。

それ（活動終了）はかなり民主的というか、超党派的なやり方だと思う。ただ、本当に悲しいのは、それ以前のものが…失われたことだ…（※言葉を詰まらせながら語る）。

経験は残っている。でも、ああいう経験をする可能性はあの夜に終わってしまった。だから、まあ…それが現実だ。それが俺の答えだ」