
Damson Idris, Anamaria Vartolomei - Left: Michael Becker, right: Stephane Cardinale Corbis
マイルス・デイヴィス(Miles Davis)と
ジュリエット・グレコ(Juliette Gréco)の情熱的な恋を描く映画『Miles & Juliette』が制作中。ローリング・ストーンズの
ミック・ジャガー(Mick Jagger)が共同プロデューサーとして名を連ねています。
マイルス役は『F1/エフワン』『スノーフォール』のダムソン・イドリス。ジュリエット役は『あのこと』『ミッキー17』のアナマリア・ヴァルトロメイ。カナダの映画監督で俳優のグザヴィエ・ドランも出演します。
監督は、ブライアン・ウィルソンの伝記映画『ラブ&マーシー 終わらないメロディー』のビル・ポーラッド。脚本はピューリッツァー賞の最終候補作『Premature』のゾラ・ハワード。
ロバート・グラスパー(Robert Glasper)が音楽の作曲とプロデュースを担当しており、ジャズ、ヒップホップ、ソウルを融合させた彼ならではのサウンドを提供してます。
映画『Miles & Juliette』は、1949年にパリを訪れ、そこで人生を変える経験をする22歳のマイルス・デイヴィスの物語。彼はそこで、フランスのシャンソン歌手で、女優のジュリエット・グレコと情熱的なロマンスに落ちます。「親密な関係として始まったものが、二人の若いアーティストが文化的な伝説となる直前に、深い繋がりへと発展していく」とあらすじには書かれています。
ビル・ポーラッドは、『ブロークバック・マウンテン』『それでも夜は明ける』などのクレジットを持つRiver Road Entertainmentのもと、キム・ロス (『マッドバウンド 哀しき友情』) と共に監督とプロデュースを務めます。
また、ミック・ジャガーとヴィクトリア・ペアマン率いるJagged Filmsも、マイルス・デイヴィス・エステートと共同でプロデュースを担当します。
ポーラッド監督は声明でこう話しています。
「私の仕事の多くは音楽が中心でしたが、私はいつも素晴らしいラブストーリーの親密さと複雑さに惹かれてきました。二人のアーティストのレンズを通して、そのつながりが一瞬で人生を変えるほど短くも深いものであったことを探求できることに、とても幸運だと感じています」
監督は、『Miles & Juliette』は単に2人のアーティストだけを描いた作品ではないとも話しています。
「恋に落ち、その恋によって変容し、その瞬間が過ぎ去った後も、その余韻を長く残すという、普遍的なリズムを描いた作品です」
ミック・ジャガーは声明でこう話しています。
「マイルス・デイヴィスの初期と、彼の偉大な愛、ジュリエット・グレコを称える映画に参加できることをとても嬉しく思っています。マイルスは、間違いなく20世紀で最も影響力があり重要なミュージシャンの一人です」