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ラヴィ・シャンカールの娘アヌーシュカ、多くの人から姉ノラ・ジョーンズの音楽がセックスにぴったりだと言われて続けてきたこと/カラオケが大嫌いなことなど語る

2025/05/08 18:01掲載
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Anoushka Shankar
Anoushka Shankar
ラヴィ・シャンカール(Ravi Shankar)の娘で、シタール奏者のアヌーシュカ・シャンカール(Anoushka Shankar)は、英ガーディアン紙の企画で語る。

何十年もの間、多くの人から異母姉であるノラ・ジョーンズ(Norah Jones)の1stアルバムが「セックスにぴったりの曲」だと言われて続けてきたこと、カラオケが大嫌いなこと、初めて恋に落ちた曲と自分の葬式で流してほしい曲は父親の曲であること、人生を変えた曲はマッシヴ・アタックであることなど。

■初めて恋に落ちた曲

「父のラヴィ・シャンカールの“Tana Mana”。80年代後半、父はシンセサイザーを使った実験を重ねていて、ディスコグラフィーの中では異色作となるアルバム『Tana Mana』をリリースしました。タイトル曲を聴くと、私の想像力が膨らみ、村でのダンスを想像して、リビングで母の前でその踊りを演じていました」



■人生を変えた曲

「カリフォルニアのLuz Recordsにいた時、マッシヴ・アタックの“Teardrop”が流れました。最初のビートから心の底に響く反応がありました」



■カラオケで歌う曲

「カラオケは本当に大嫌いです。燃えるような憎しみで嫌っています。何が楽しいのか全く理解できません。30代前半の頃、パーティーでみんながコールドプレイの曲を大声で歌い始めた時、その部屋の中で歌詞を知らなかったのは、おそらく私だけだったと思う」

■もう聴くことができない曲

「最初の3枚のアルバムの曲すべて。最初のアルバムは17歳の時にリリースしましたが、16歳の時に録音しました。素晴らしい機会をいただきましたが、それを特別なものにする内なる情熱が欠けていました。その後、休止期間を経て、24歳の時に4枚目のアルバム『Rise』をリリースしました。それ以降は、自分のやっていることを愛せるようになりました」

■セックスにぴったりの曲

「ノラ・ジョーンズの“「Come Away With Me”。面白いのは、何十年もの間、多くの人が(異母)姉のファーストアルバムが愛を育むのに最高だと言ってくることです。もちろん私はそのアルバムでセックスしているわけではありませんが、どうやら良いようです」



■泣ける曲

「Maroの“Still Feel It All”。この曲はシンプルで、彼女の声には広がりがあり、ミニマルな質感があります。感情が伝わってくるのに、余白も感じられる美しい曲です」



■自分の葬式で流してほしい曲

「ラヴィ・シャンカールの“Shanti-Mantra”。父がずっと好きだった曲で、平和への祈りを意味します。神聖で心を高揚させる曲です」