イングヴェイ・マルムスティーン(Yngwie Malmsteen)は
エディ・ヴァン・ヘイレン(Eddie Van Halen)に会いたかったが、エディからは何度も距離を置かれたという。イングヴェイによると、エディは、ある時はステージを共有することを拒否し、ある時には彼を知らないふりをしたという。イングヴェイは英Classic Rock誌の最新号のインタビューの中で振り返っています。
「彼の悪口を言ったことは一度もない。これからも言わない。彼は素晴らしいからね。
俺はエディがよく買い物に行っていたスーパーで働いていた男を知っていた。その男がエディに“スウェーデンの若者、イングヴィ・マルムスティーンについてどう思う?”と聞くと、エディは“誰それ?”と答えたそうだよ。
一方で、デイヴ・ロス(デイヴィッド・リー・ロス)が教えてくれたんだけど、エディは自分のラジカセで、俺の曲を一日中流していたそうだよ」
イングヴェイは、1986年のグラミー賞に二人が出席した際、エディが彼を故意に無視したとも主張しています。
「タキシードを着てショーに行くと、そこにエディがいたんだ。手を振って気づいてもらおうとしたら、エディは俺を見て…逃げ出したんだ。本当に走って逃げたんだよ!」
イングヴェイはさらに続けています。
「オランダのフェスティバルに出演することになった時、ヴァン・ヘイレンがヘッドライナーだった。
俺は“やったぞ、ついにエディに会って、俺のコンチェルトを聴かせることができる”と思ったよ。自分のコンチェルトには自信があるからね。
でも、公演がキャンセルされたと聞いた。アレックス・ヴァン・ヘイレンが小指か何かを骨折したとかでね。
プロモーターにエディ本人から電話があったそうで、エディは“念のため伝えておくけど、イングヴェイ・マルムスティーンが出演するなら、俺は出ない。絶対にイングヴェイ・マルムスティーンと同じステージには立たない”と言ったみたいなんだ。
俺は“えっ?”って感じだったよ。明らかに脅威に感じていたんだろうね。俺には信じられないよ。だって、彼はエディ・ヴァン・ヘイレンだぜ。誰にも脅かされるわけがない!」