英国の音楽ファン　小規模会場などを支援するために大規模会場のライヴチケットに190円の追加寄付を募る活動を支持　9600万円集まる

英国では現在、小規模コンサート会場などを支援するために、収容人数5,000人以上のアリーナやスタジアムで行われるコンサートにおいて、チケット価格に1ポンド（約190円）の追加寄付を募る自主的な取り組みが行われており、この活動を行う慈善団体は、寄付金が初めて50万ポンド（約9600万円）に達したことを発表しました。

慈善団体のLIVE Trust（LIVE＝Live music Industry Venues & Entertainment）は、イギリスのライヴ音楽とエンターテインメント業界の代表団体です。LIVEは、3,000社を超える企業、35,000人のアーティスト、2,000人のバックステージスタッフを代表する15のライヴ音楽業界団体を代表しています。

この活動は、英国内にある収容人数5,000人以上のアリーナやスタジアムなら、どの会場でも行われています。

チケット購入時に1ポンドの追加料金を同意して支払うことで、音楽ファンは基金に直接寄付することができます。

集めた資金は、同団体が、イギリス全土のコミュニティにある、大組織に頼らない草の根の音楽体験を提供するアーティスト、会場、フェスティバル、プロモーターなどに対して配分されます。

この仕組みは英国の音楽ファンに支持されています。Music Fans Voiceは先日、8,000人以上のコンサート来場者を対象にした調査の結果を発表しました。回答者の93％が、アリーナやスタジアムでの公演のチケット1枚につきに1ポンドを、音楽制作を支援する慈善団体に直接拠出する基金に充てるというアイデアを支持しました。