フィオナ・アップル　5年ぶりのオリジナル新曲「Pretrial (Let Her Go Home)」リリース　MV公開

フィオナ・アップル（Fiona Apple）は、5年ぶりのオリジナル曲となる新曲「Pretrial (Let Her Go Home)」をリリース。ミュージックビデオも公開されています。

この曲は、公判前勾留の影響を受けた女性たちや、フィオナが2021年から参加している法廷監視活動にインスパイアされたものです。この曲は公判前の自由を求めるとともに、地元の保釈基金への資金調達を目的とした取り組みでもあります。

この曲のティーザー映像は、公判前勾留の事例を記録しているLet Her Go Homeによって共有されました。Let Her Go Homeはサイトで、こう述べています。

「アメリカでは、毎日約19万600人の女性と少女が収監されています。そのうち6万人以上が、保釈金を払う余裕がないという理由だけで、無罪と推定されているのも関わず、公判前に勾留され、米国の刑務所に入れられています。彼女たちの平均年収はわずか11,000ドル（約160万円）です。66％以上が未成年の子どもを持つ母親です」

「フィオナ・アップルは2年以上にわたり、Courtwatch PGの法廷監視員として何千もの裁判を傍聴しました。彼女は多くの人々が保釈金を払えないという理由だけで拘束されるのを目の当たりにしました。公判前、無罪推定のもとで。全国各地で、公判前拘留を経験した女性たちは、刑務所の外での自分たちの姿や家族の写真を何千枚も共有しました。この曲は集団的な痛みの物語であると同時に、公判前拘留の苦しみを終わらせる希望の曲でもあります」