アイアン・メイデン(Iron Maiden)の
ブルース・ディッキンソン(Bruce Dickinson)は、ミュージシャンとして成功するために最も重要なことの1つは「自分を信じること」だと語る。驚くほどの才能を持つミュージシャンが成功できなかったのは自分自身の可能性を信じなかったからだと、Musicians Instituteの最近のインタビューの中で語っています。
「最も重要なことの1つは、自分を信じること。それは教えられるものではない。人としてのありかただ。自分を信じることはとても大切。俺は驚くほどの才能を持つミュージシャンと一緒に演奏したことがあるが、彼らは自分を信じていなかったから、ずっと自分の部屋で演奏しているだけだった。外に出て人前で演奏し、人々に気づいてもらわなければならないのに、それができなかったんだ。
つまり、世界一のギタリストだったとしても、サハラ砂漠の真ん中のテントに座っていたら成功することはできない。ごめんね。宇宙はそんなに公平ではないんだ。
やらなきゃいけないんだ。じゃないと、打ちのめされ、倒される、他のミュージシャンも君を押しのけようとしてくるからね。みんな自分がトップに立とうとしているんだ。あと、たとえ特定の音楽ジャンルが大好きでも、そのジャンルの穴にハマりすぎないように気をつけてほしい。
皮肉なことに、確かに自分を信じることは必要だが、自分のことだけを考えてパフォーマンスをすると、人は離れていく。誰もそんなものを面白いと思わない。誰もそんなものに興味を持たない。必要なのは、自分の持っている才能が何であれ、それを使って物語を語り、何かを伝え、内にある本物で真実の感情を表現できるという自信を持つこと。そうすれば人々は共感し、耳を傾けてくれる。
だから、自分を信じることは必要だが、君の全てを聞かせようとする必要はない。テニスの試合のようなものだ。ライヴ・パフォーマンスする時、それは感情のテニスの試合のようなもので、君がボールを打ち出し、観客が返してきて、“よし、それをもう一度打とう”となる。そうして徐々に盛り上がっていくんだ。だからコンサートはさ、いつも最初より最後の方が良くなるんだよ(笑)」