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マーク・リボー 初ソロ・ヴォーカル・アルバムから新曲「Daddy's Trip to Brazil」公開

2025/05/01 19:36掲載
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Marc Ribot / Map of a Blue City
Marc Ribot / Map of a Blue City
過去40年以上にわたり、トム・ウェイツ、エルヴィス・コステロ、ロバート・プラント&アリソン・クラウス、矢野顕子など、数多くのアーティストの作品に独自のスタイルをもたらしてきた著名なギタリスト、マーク・リボー(マーク・リーボウ/Marc Ribot)。現在70歳の彼が、自身の歌声をメインにしたソロ・ヴォーカル・アルバムを初めて制作。新アルバム『Map of a Blue City』から新曲「Daddy's Trip to Brazil」が先行公開されています。

この曲について「アントニオ・カルロス・ジョビンの有名な“Wave”を二日酔いのポストパンクのようなエコーで再解釈し、資本主義の末期を生きるツアーミュージシャンの倦怠感をトロピカリズモの楽園に持ち込んだ作品」と説明しています。



アルバムは海外で5月23日発売。リリース元はNew West。

このアルバムは、名プロデューサー、故ハル・ウィルナー(Hal Willner)とのオリジナル・スタジオ・セッションをフィーチャーしており、ベン・グリーンバーグ(Uniform)がプロデュースとミックスを担当しています。

このアルバムの制作には長い年月がかかっており、曲によっては1990年代にまでさかのぼるという。マークはプレスリリースで、こう話しています。

「これらの曲に愛着があったので、忘れたことはなかった。常に作業していたわけではないが、時々、仕上げに再び取り組んでいました」

もともとは2014年に、旧友のハル・ウィルナーとレコーディングを行いましたが、このプロジェクトはお蔵入りとなり、2020年にハルが亡くなりました。最終的に、ハルとのセッションとマークのホームデモは、ベン・グリーンバーグの手によって音響的に磨き上げられました。

「ウィルナーと録音したものと、このアルバムの核だと感じていたホームレコーディングをどう調和させたらいいのか、僕にはわからなかった。すべてを同じアルバムに収めることができるかどうか不安でしたが、ベンはまさに天才。いくつかオーバーダビングもしたけど、取り除いたものもたくさんある。驚くことに、うまくいったんだ!」

以下は以前に公開された音源

「When the World's on Fire」
■『Map of a Blue City』

1. Elizabeth
2. For Celia
3. Say My Name
4. Daddy’s Trip to Brazil
5. Map of a Blue City
6. Death of a Narcissist
7. When the World’s on Fire
8. Sometime Jailhouse Blues
9. “Optimism of the Spirit”