『ゴッドファーザー』やフェデリコ・フェリーニ監督作をはじめとする数多くの名作映画の音楽を手掛けたイタリアの作曲家
ニーノ・ロータ(Nino Rota)。米Varietyによると、新しいドキュメンタリー映画『Nino』が制作されています。監督は、ルカ・グァダニーノ監督とのコラボレーションで知られるイタリア人の編集技師/脚本家/監督のヴァルテル・ファサーノです。
映画『Nino』は、アーカイブ資料や、ロータと共に仕事をしたり、彼に深く影響を受けたりした著名人へのインタビューが織り交ぜられます。出演者には、パク・チャヌク監督、オスカー受賞作曲家アレクサンドル・デスプラ、そして7度のグラミー賞を受賞した指揮者兼編曲家ヴィンス・メンドーサも含まれています。現在、ロータが生涯の一部を過ごしたイタリアのプーリア州で撮影が進行中だという。
監督のファサーノは声明でこう述べています。
「ニーノ・ロータの音楽はあまりにも特別で、それについての映画を作ることは単純な行為にすぎません。音楽のための空間を作るだけでいいのです。この素晴らしく創造的で表現力豊かな神秘は、若くしてその最も深い秘密を知っている一人の男の芸術と伝記物語によって具現化されるのです」