ウェールズのロック・バンド、
アラーム(The Alarm)を率いた
マイク・ピーターズ(Mike Peters)が死去。66歳でした。
ピーターズは1995年にリンパ腫と診断されてから30年間、血液がんの闘病生活を送り、その後、慢性リンパ性白血病を2度発症しました。リンパ腫は、白血球の中のリンパ球ががん化することで起こる血液のがんです。
ピーターズは、妻のジュールズと共に設立した「Love Hope Strength Foundation」を通じて、がん啓発活動に尽力したことで知られていました。同財団の広報担当者は、ピーターズが4月28日に亡くなったことを確認しています。
アラームは1981年にウェールズで結成。当初はThe Toiletsという名前でパンク・ロックを演奏していたが、やがて当時の人気ジャンルであるニュー・ウェーブサウンドに転向。彼らの最大のヒット曲は1983年にイギリス・シングルチャートで17位を記録した「68 Guns」。1984年のデビュー・アルバム『Declaration』はイギリスで6位を記録した。彼らは合計で500万枚以上のアルバムを販売した。
ピーターズはソロ活動も行っており、また2010年から2013年にかけてビッグ・カントリーのヴォーカリストとしても活躍した。
ピーターズは、がん啓発活動への貢献を認められ、2019年にはMBE勲章を受章した。