『ONCE ダブリンの街角で』主演コンビの音楽デュオ　スウェル・シーズン、16年ぶりの新作収録曲の演奏映像公開

映画『ONCE ダブリンの街角で』（2007年）の主演を務めたグレン・ハンサード（Glen Hansard）とマルケタ・イルグロヴァ（Marketa Irglova）による音楽デュオ、スウェル・シーズン（The Swell Season）。米ラジオ局WFUVのスタジオで、16年ぶりとなる新アルバム『Forward』に収録される楽曲を披露しています。オフィシャル・パフォーマンス映像が公開されています。

曲は「People We Used To Be」と「Stuck in Reverse」。また映画『ONCE ダブリンの街角で』の劇中で二人が歌った曲「Falling Slowly」も披露しています。







アルバムは海外で6月13日発売。リリース元はMasterkey Sounds & Plateau Records。

2人は『ONCE ダブリンの街角で』の前からスウェル・シーズンとして音楽活動を共にしており、主演を務めた映画『ONCE ダブリンの街角で』では、映画のオリジナル曲全ての作曲および演奏を行っています。この映画では「Falling Slowly」でアカデミー賞歌曲賞を受賞しました。

スウェル・シーズンは2011年に解散。2015年に再結成ライヴを行い、そして2023年、映画『ONCE ダブリンの街角で』の15周年を記念して再び集結してツアーを行いました。同年には、13年ぶりの新曲として「The Answer is Yes」を公開しています。

スタジオ・アルバムのリリースは2009年の『Strict Joy』以来。新作は、アイスランドのプロデューサーSturla Mio Thorissonがプロデュースを手がけ、 2人が作詞・作曲した8曲を収録。3月にリリースした「People We Used To Be」も収録されます。

イルグロヴァはプレスリリースの中で次のように述べていま

「このアルバムを『Forward』と名付けたのは、ある種の再会だからです。でも私たちは過去に戻っているわけではありません。私たちはお互いに成長し変わりました。今は違う場所にいて、新しい自分たちとして再び互いを知り直しているところです」

ハンサードは、アカデミー賞受賞が二人にとって重荷となり、完全に対応できる準備ができていなかったと指摘しています。

「私たち二人とも望んでいなかったプレッシャーが生まれ、結局少し距離を置くことになりました。それでも良い友人であり続けましたが…前のアルバムのツアー中に、彼女をただ恋しく思ったことに気づきました。その時は、少しだけレコーディングをして、プレッシャーをかけずに、ただ何が起こるか見てみようという考えでしたが、いつの間にかアルバムを作っていたのです」

以下は以前に公開された映像

「Stuck in Reverse」のミュージックビデオ


「People We Used To Be」のミュージックビデオ

■『Forward』

01. Factory Street Bells
02. People We Used to Be
03. Stuck in Reverse
04. I Leave Everything to You
05. Little Sugar
06. Pretty Stories
07. Great Weight
08. Hundred Words