ブリティッシュ・フォークの名ギタリスト、
ウィズ・ジョーンズ(Wizz Jones)が死去。息子シメオン・ジョーンズがウィズのSNSアカウントで発表。86歳でした。
以下、声明より。
「私の最愛の父であり、偉大なウィズ・ジョーンズが、86歳の誕生日からわずか2日後の今朝早く、永眠いたしましたことを、大きな悲しみをもって皆さんにお知らせいたします。
父の逝去は、私たちの家族の人生に大きな穴を開け、音楽界から貴重な宝物を奪いました。
今年に入り、父の健康状態は急激に悪化し、トリニティ・ホスピスの方々が最後の数日間をできるだけ快適に過ごせるよう尽力してくださったことに感謝しています。
常に謙虚な人柄であった父は、今年2月28日に開催された最後のライヴの終わりに、次のような言葉を残しました:
“世界中のすべての人々、長年にわたり私の歌やギター演奏を聴き、ライヴに足を運んでくれた皆さん、本当にありがとう”
そのライヴで演奏された曲は、父の生涯の親友であるアラン・タンブリッジが書いたものです。
ウィズは、衰えた歌声で観客をがっかりさせることを心配していましたが、それ以上に、現れないことで彼らを失望させることを心配していました..。
ネタバレになりますが、少し涙を誘う曲です。
彼の素晴らしい音楽が永遠に生き続け、世界をより豊かな場所にすることを願っています。
長年にわたり父に注いでくださったすべての愛に感謝します。
- シメオン」
ウィズ・ジョーンズことレイモンド・ロナルド・ジョーンズはイングランドのサリー州サンダーソン・ヒースで生まれ、1950年代後半から音楽活動を開始した。先駆的なアコースティック・ギタリストとして、ジョーンズはロンドン・フォーク・シーンの重要な存在となり、バート・ヤンシュ、ジョン・レンボーン、エリック・クラプトン、キース・リチャーズ、ジミー・ペイジをはじめとする多くのギタリストたちに影響を与えた。