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ボブ・ディラン『Blonde On Blonde』参加や「Everlasting Love」共作で知られるマック・ゲイデン死去

2025/04/25 14:07掲載
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Mac Gayden (Image credit: Rick Diamond/Getty Images for Country Music Hall Of Fame And Museum)
Mac Gayden (Image credit: Rick Diamond/Getty Images for Country Music Hall Of Fame And Museum)
ボブ・ディラン(Bob Dylan)のアルバム『Blonde On Blonde』への参加(クレジットはされず)や、ラブ・アフェアー(Love Affair)グロリア・エステファン(Gloria Estefan)などがカヴァーしたロバート・ナイト「Everlasting Love」の共作でも知られるギタリスト兼ソングライターのマック・ゲイデン(Mac Gayden)が死去。彼の従兄弟であるトミー・マドックス・ワーキングによると、死因はパーキンソン病の合併症によるもので、4月16日にテネシー州ナッシュビルの自宅で亡くなりました。83歳でした。

ゲイデンは、ナッシュビルをジャンルを超えたレコーディングの拠点へと変貌させるのに重要な役割を果たした。エリートセッションプレイヤーのグループ「ナッシュビル・キャッツ」の一員として、彼はそのグループから最初に呼ばれる存在として確固たる評価を得た。

彼の最も著名な貢献の一つは、ディランのスタジオアルバム『Blonde on Blonde』での仕事。特に「Absolutely Sweet Marie」でのパーカッシブなギタープレイは、彼の演奏の幅広さを示しているのだが、ゲイデンはアルバムには誤ってクレジットされなかった。

カントリー以外のアーティストたちがナッシュビルに集まり、ゲイデンと仕事をしたため、彼はエルヴィス・プレスリー、サイモン&ガーファンクル、リンダ・ロンシュタット、レナード・コーエン、ボビー・ヴィントン、ポインター・シスターズなどのアルバムにも参加した。

ソングライターとして、彼の最も長く愛されているのは、バズ・ケイソンと共作した「Everlasting Love」である。この曲は、グロリア・エステファン、ドイツのポップ歌手サンドラ、ラブ・アフェアー、U2など、60年以上にわたって、さまざまなアーティストによってカヴァーされ、世界中でトップ40チャート入りを果たした。

1960年代から1970年代にかけて、ゲイデンは、1960年代初頭のポップ・コンビ、エスコートの他のメンバー数人と共に、即興的なカントリー・ロック・バンド、エリア・コード615と、後にベアフット・ジェリーを結成した。

その後、ナッシュビル・キャッツの一員としてカントリー・ミュージックの殿堂にも選出された。最後のアルバムは2020年の『Come Along』だった。