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アイアン・メイデンのエイドリアン・スミスは97年頃までギター練習の必要性を感じたことはなかった それを変えた人物との出会いを語る

2025/04/23 19:20掲載
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Adrian Smith
Adrian Smith
アイアン・メイデン(Iron Maiden)エイドリアン・スミス(Adrian Smith)は1997年頃まで、ギター練習の必要性を感じたことはなかったという。スミス曰く、「ただ曲を書いて演奏するだけ」だったそうですが、ある人物との出会いで「自分を磨かなくちゃダメだ」と思い、練習をするようになったという。ポッドキャスト『Scars and Guitars』の新しいインタビューの中で語っています。

その人物は、ブルース・ディッキンソン(Bruce Dickinson)の長年のコラボレーターでプロデューサーのロイ・Z(Roy Z)で、スミスは、ディッキンソンの4thソロアルバム『Accident of Birth』(1997年)の制作中に知り合いました。

スミスは、どうやって「古い習慣から抜け出して新鮮さを保つのか」と尋ねられ、こう話しています。

「大抵は、何かのプロジェクトに取り組むことがきっかけになる。例えば、90年代にブルースのバンドで働いていた時、プロデューサー兼ギタリストだったロイ・Zには本当に感謝しなければならない。ロイはギターの名手で、非常に才能のある男だ。素晴らしいプロデューサーでもあり、ソングライターでもある。彼はギターの先生でもあって、理論にも精通しているし、あらゆることを知っている。彼からたくさんの新しいテクニックを教わったよ。彼とただ一緒に演奏するだけで、本当に多くのことを学んだし、それが俺のプレイに大きな影響を与えたんだ。

俺が育った頃には、YouTube動画なんてものはなかった。耳で聴いて演奏するしかなかった。練習が必要だなんて知らなかった。練習の習慣なんてなかった。ただ曲を書いて、演奏して、歌って、ライヴをやるだけだった。何時間も座って練習するなんてことはなかった。でもロイがいろいろと教えてくれたので、俺は“彼は技術的に俺よりはるかに上だ。そんな彼と同じバンドでプレイして、一緒にステージに立たなきゃいけないんだ。しっかり自分を磨かなくちゃダメだ”って思ったんだよ。

それで、毎日2、3時間練習し始めた。彼はオルタネイトピッキングとか、そういうのを全部教えてくれた。ドロップDなんて、やり方も知らなかったよ、彼には感謝してる。

アルバムを作るたびに上達する。プロデューサーやバンドメンバーの前で良いものを考え出さなきゃいけないからね、だから自分の技術を磨く必要があるんだ。それが演奏を向上させる。YouTubeには素晴らしい動画があるから、時々、じっくり腰を据えて何か新しいことを学ぼうともするよ。若いミュージシャンにとって、今は本当に素晴らしい時代だよ」