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イングヴェイ・マルムスティーン、UFOとアルカトラスから同時に加入の誘いを受けた経緯を回想、なぜアルカトラスを選んだのか語る

2025/04/23 16:44掲載
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Yngwie Malmsteen
Yngwie Malmsteen
イングヴェイ・マルムスティーン(Yngwie Malmsteen)はエディ・トランクとの最近のインタビューの中で、自身がUFOアルカトラス(Alcatrazz)から同時に加入の誘いを受けた経緯を振り返り、なぜアルカトラスを選んだのか語っています。

「(地元のメタルバンド)スティーラーで演奏していた頃、サンセット・ストリップ界隈でよくプレイしていた…オレンジ・カウンティで演奏したある晩、UFOのフィル・モグが来た。あのバンドは大好きなんだ。彼は“UFOを再結成させる。素晴らしいギタリストが必要だから、明日、俺の家に来いよ”と言ったので、俺は“ああ、行くよ”と答えたんだ。

翌朝、ある人から電話がかかってきた。誰だったかは分からない。マネージャーか何かだったかな、後のアルカトラスになるバンドからだった。まだアルカトラスという名前じゃなかったけど。その日はフィルに会う予定の日だった。彼らは俺を迎えに来て、リハーサルルームに連れて行った。そこで、この連中に“曲はどんな感じ?”だとか、そういうことを聞き始めた。“いや、まだ曲はないんだ”と言っていたので、俺は“方向性は?”と聞いたら“方向性もまだ決まってない…でも、ライヴの出演は決まっている!”と言っていた。俺は“考えさせてくれ。会わなきゃいけない人がいるんだ”と言ったんだ。

フィル・モグの家に行った。彼はすごくいい奴だったけど、あっちの連中ほど、しっかり体制が整っていたわけじゃなかった。それで、フィルの家から彼らに電話して“OK、君たちとやるよ。でも条件がいくつかある。曲は俺が書くこと、それと新しいドラマーを入れること”と伝えたんだ。それでドラマーのオーディションを始めた。何百人ものドラマーが来たよ。しかも、かなり上手い奴らばかりだった。最終的にはアリス・クーパーのドラマー(ヤン・ウヴェナ)に決まったんだ。

まあ、そういう経緯だったんだ。UFOにも入っていたら最高だっただろうけど、でも、そうなると彼らの昔のヒット曲とかをたくさんやらなきゃいけないことになる。それはそれでいいんだけど、俺はもっと新しいことを始めたかったんだよ」