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ジョー・ペリー、エアロスミスが第二期黄金期を迎えるためにはアルバム『Done with Mirrors』での“学びの経験”が必要だったと語る

2025/04/22 19:56掲載
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Aerosmith / Done with Mirrors
Aerosmith / Done with Mirrors
エアロスミス(Aerosmith)ジョー・ペリー(Joe Perry)によると、エアロスミスが第二期黄金期を迎えるためには、1985年アルバム『Done with Mirrors』での“学びの経験”が必要だったという。米Guitar Worldの新しいインタビューの中で、振り返っています。

『Done with Mirrors』では大物プロデューサーのテッド・テンプルマンを迎えましたが、ペリーによると、彼らが期待していたようなダイナミックな組み合わせにはならずに、そのセッションは緊張感に覆われていたという。

ペリー自身の言葉によれば、エアロスミスは「あまりにも多くの不義理を重ねたため、誰も契約してくれなかった」そうで、レコード契約がないままスタジオに入ったことで「プレッシャーは相当なものでした」。それがテンプルマンとのセッションに大きな影響を与えました。

「ヴァン・ヘイレンとの仕事ですごい評判だったテッドと組むことになったんだ。本当に驚いたよ。

彼ら(ヴァン・ヘイレン)のサウンドはものすごかったし、俺たちは彼にもっと期待していたんだと思う。だからお互いに、なんだか緊張していたんだ。俺たちは彼と仕事をするのに緊張していたし、彼も俺たちと仕事をするのに緊張していた。それにはちょっと驚いたね。

あのアルバムは、もっと時間をかけていれば、もっと良いものになったはずだとずっと思っている。あるいは、全員がコントロール・ルームに集まって“君と仕事することに緊張している”と正直に言えればよかったかもしれないけど、どうだろう…結局そうなってしまったんだ。

今でも、もう少し手を入れて、オーバーダブをいくつか加えることができたらよかったと思うよ。まあ、全体的に見れば、あれはあれでやるべき役割は果たしたと思うんだ。次の作品に向けて、俺たちが何をすべきかを教えてくれたんだ。

あのアルバムを作らなければ、次のステップに進めなかったし、それまでの曲作りやレコーディングのやり方から抜け出せなかったんだ。だから、あのアルバムを作る必要があったんだ」

その後、バンドは作曲プロセスを再構築し、『Permanent Vacation』『Pump』『Get a Grip』という強力なアルバム3作を制作しました。

ペリーは「あれは俺たちにとって、全く新しいことの始まりだったんだ」と付け加え、バンドがきちんと自分たちの勢いを取り戻すためには、『Done With Mirrors』が必要だったと話しています。