
Alice Cooper / The Revenge of Alice Cooper
オリジナルのアリス・クーパー・バンドが帰ってきました。52年ぶりのスタジオ・アルバム『The Revenge of Alice Cooper』を海外で7月25日に発売します。リリース元はearMusic。
スタジオ・アルバムのリリースは1973年の『Muscle of Love』以来。
この新アルバムでは、オリジナルメンバーであるヴォーカリストの
アリス・クーパー(Alice Cooper)、ギタリストのマイケル・ブルース、ベーシストのデニス・ダナウェイ、ドラマーのニール・スミスが再結集。
また1997年に49歳で亡くなったギタリスト、グレン・バクストンも特別参加しています。収録曲の「What Happened To You」は、ダナウェイとバクストンが一緒に作った古いデモテープのリフを基に作られており、また限定ボックスセットのボーナストラック「Return Of The Spiders 2025」は、1970年のセカンドアルバム『Easy Action』の楽曲「Return Of The Spiders」の2025年リミックス・ヴァージョンです。
新アルバムは、バンドの70年代初期のクラシックアルバム『Love It to Death』『Killer』『School's Out』『Billion Dollar Babies』を手掛けた
ボブ・エズリン(Bob Ezrin)がプロデュースを手がけています。
新アルバムからのファーストシングル「Black Mamba」には、ザ・ドアーズの
ロビー・クリーガー(Robby Krieger)が参加しています。この曲は米国時間4月22日にクーパーのラジオ番組『Alice's Attic』で初公開されます。
アリス・クーパーは米ビルボード誌の新しいインタビューの中で、この復活アルバムについて、こう話しています。
「これはまさに『Muscle of Love』の次のアルバムという感じのもので、“よし、これが次のアルバムだ”という感じだった。50年経って、突然すべてが自然にまとまるなんて、面白いよね」
プロデューサーのエズリンは米ビルボード誌に、こう話しています。
「彼らは誰も、人としてほとんど変わっていない。もちろん、みんな年をとって大人になり、落ち着いてはいるが、みんなが集まって、彼らの相互作用を見ていると、まるで高校を卒業して地元のカフェにたむろしているような感じなんだ。彼らはただただ、元の姿に戻ってしまう。最初に集まったときの子どもの頃の自分に戻って……50年以上前のように音楽を一緒に作っているんだ」
このアルバムは、オリジナルのアリス・クーパー・バンドのバンドメンバーが近年徐々に再結集した集大成です。4人の生存メンバーは2011年にロックの殿堂入りの式典で共演し、それが、その後のクーパーのソロ・アルバムへの参加やステージ上での再会につながりました。
ダナウェイは米ビルボード誌に、こう話しています。
「それらのすべての経験が、みんなを再会させた。再会という表現は奇妙だけど、俺たちは家族のようなものなので、家族の再会みたいなものだよ」「そして、アリスとボブが電話してきて“アルバムを作りたい”という話が出た。たくさんの曲があるからね」
■『The Revenge of Alice Cooper』
01. Black Mamba
02. Wild Ones
03. Up All Night
04. Kill The Flies
05. One Night Stand
06. Blood On The Sun
07. Crap That Gets In The Way Of Your Dreams
08. Famous Face
09. Money Screams
10. What A Syd
11. Inter Galactic Vagabond Blues
12. What Happened To You
13. I Ain’t Done Wrong
14. See You On The Other Side
15. Return of the Spiders 2025 (bonus track)
16. Titanic Overunderture (bonus track)