ニュー・オーダー(New Order)と、元メンバーの
ピーター・フック(Peter Hook)の対立はまだ続いているようです。フックはThe iPaperの新しいインタビューで、
バーナード・サムナー(Bernard Sumner)とは17年間話していないこと、また「今の彼らをニュー・オーダーだとは思わない。(ライヴは)まるでニュー・オーダーの奇妙で下手なカヴァーみたい」だと批判しています。
フックはサムナーと17年間話していないことを明かし、「ほとんどの和解がそうであるように、多幸感に満ちた蜜月期を過ぎると、なぜ彼らと一緒にやっていけなかったのか、そして彼らも俺と一緒にやっていけなかったのかがわかるものだ。俺が完璧な人間だなんて言ってるわけじゃない」と語っています。
彼はさらに、現在のニュー・オーダーについて、こう話しています。
「今の彼らをニュー・オーダーだとは思わない。彼らの音は全然そう聴こえない。最近(オンラインで)彼らの演奏を観たんだけど、ベースラインを下げて、まるでニュー・オーダーの奇妙で下手なカヴァーみたいに演奏していた。だから、確執は明らかに今も続いているんだ」
インタビュアーはフックに、それは自分に向けられた皮肉だと思うかと尋ねられ、彼はこう答えています。「うーん、それで曲が良くなると思うかい?」
フックによると、彼のもとにはソーシャルメディア経由で、ファンから現在のニュー・オーダーについての不満を訴えるDMが頻繁に届いているという。
「彼らは“ベースが全然聞こえない!”と言っている。まあ、確かに、ある種のうぬぼれを抱くことはできる。でも、言うまでもなく、俺はそんなちっぽけなことはとっくに超越してるのさ」
ジョイ・ディヴィジョン(Joy Division)とニュー・オーダーは2025年、<ロックの殿堂>にノミネートされています。もし彼らが殿堂入りした場合、フックは式典に出席すると語っています。
「言っておくが、俺は行くよ。でも、俺一人かもしれない… (もしニュー・オーダーのメンバーが参加した場合は主催者は)ボクシングのリングとグローブを3組用意するだろうね。そのままMMA(総合格闘技)になるかも!」