HOME > ニュース >

ザック・スターキー、ザ・フーからの解雇を受けて声明を発表 「驚くとともに悲しんでいる」

2025/04/17 08:54掲載
メールで知らせる   このエントリーをはてなブックマークに追加  
Zak Starkey (Image credit: ANNA KURTH/AFP via Getty Images)
Zak Starkey (Image credit: ANNA KURTH/AFP via Getty Images)
ザ・フー(The Who)は、長年にわたってツアー・ドラマーを務めていたザック・スターキー(Zak Starkey)と袂を分かつことを決めました。ザックは報道を受け、声明を発表し、バンドから解雇されたことについて「驚くとともに悲しんでいる」と述べています。

ザック・スターキーはリンゴ・スターの息子で、1996年以降、29年間にわたってザ・フーのドラムを担当してきました。

ザ・フーの広報担当者はデイリー・ミラー紙などで発表した声明で、こう述べています。

「バンドはロイヤル・アルバート・ホールでの公演を最後にザックと別れることを全員一致で決めました。バンドは彼に対して尊敬の念しかなく、今後の彼の成功を心から願っています」

ザックはVarietyなどで発表した声明の中で、ザックの父親の親友であり、若きザックの師だったキース・ムーンに言及しながら、こう述べています。

「ザ・フーとの約30年間を大変誇りに思っています。僕のゴッドファーザーである“キースおじさん”の役割を引き継ぐことは最大の栄誉であり、僕は今も彼らの最大のファンです。彼らは僕にとって家族のような存在でした。

1月に、右のバスドラムのふくらはぎに血栓ができるという深刻な医療緊急事態を経験しましたが、現在は完全に回復しており、ドラム演奏やランニングには全く支障ありません。

バンドと共に数十年にわたり演奏してきた曲たちなので、あの夜のパフォーマンスに問題があると言われるのは驚きであり悲しくもありますが、どうすることもできません。

これからしばらく、家族と共に必要としていた休暇を取るとともに、ノエル・ギャラガーとのコラボレーションによるマントラ・オブ・ザ・コスモスの『Domino Bones』のリリースと、僕自身が執筆している自伝の完成に集中するつもりです。

29年間同じ仕事に就くことは素晴らしい経験でした。彼らの今後の活躍を祈っています」

ロイヤル・アルバート・ホールでの公演はティーンエイジ・キャンサー・トラストのチャリティ・コンサートで、3月末に行われました。今回の決別のきっかけは、ザ・フーのメンバーがこのコンサートでのザックの演奏に不満を示した点にあるようです。

ザックは2004年から2009年にかけてはオアシスのドラマーも務めました。また、マントラ・オブ・ザ・コスモスのメンバーでもあります。