リヴ・タイラー、スティーヴン・タイラーが実の父親であることを知ったこと、それが育ての親トッド・ラングレンとの間にどのような影響を与えたのかを回想

スティーヴン・タイラー（Steven Tyler）の娘リヴ・タイラー（Liv Tyler）は幼少の頃、トッド・ラングレン（Todd Rundgren）に育てられました。リヴは、スティーヴンが実の父親であることを知ったこと、そしてそれがトッドとの間にどのような影響を与えたかを、ポッドキャスト『Sibling Revelry』のインタビューの中で振り返っています。

1977年にリヴが生まれたとき、スティーヴンは薬物依存症に苦しんでいました。母親のビビ・ビュエルはスティーヴンとの別れを決意し、スティーヴンの前に交際していたトッドの元へ戻ります。トッドはビビのお腹の子供が自分の子ではないことを承知の上で、その子供の父親になることを承諾。その後トッドとビビは別れましたが、トッドはリヴを実の娘として扱い続けました。

リヴが実の父親のことを知った日のトッドの心境を、リヴは今、こう話しています。

「おそらく彼にとっては今でもとても辛く、苦しいことだと思いますし、私は彼と十分にそのことについて話せていません。私は彼のことが大好きです。彼には兄弟がいて、彼らとは一つの家族でした。

彼はまるで本当のお父さんのように私を育ててくれました。彼もいつもツアーに出ていて、旅ばかりしていました… 彼には別のパートナーと二人の男の子がいました。私も彼らのところに行って、一緒に旅行に出かけたりしていました」

リヴは、スティーヴンが自身の父親であることを「11歳か12歳」の時に受けた父親鑑定で確認しました。しかし、それより何年も前に、彼女がスティーヴンのコンサートに行った際、母親がその事実を打ち明けていました。

「いろいろな感情が重なりました。最初の感情の波はショックでした。そのコンサートの後、私たちは家に帰りましたが、母は窓際に置いていた長椅子にずっと座っていました。私には3日間座っていたように感じましたが、おそらく3時間くらいだったと思います」

リヴはその後、こう考えたという。

「“私には2人の父親がいて、こんなにたくさんの愛を持っているんだ”いう結論に達しました。みんなそれぞれ違っていて、とても素敵なので、私はただただ本当に興奮しました」

その後、もう少し年をとってから「セラピー」が必要になった時期があったことも付け加えています。

「年を取ると、人生が形作られ始め、その時になって“待って、この厄介なことに向き合わなきゃ”って思うようになるんです」

同じポッドキャスト『Sibling Revelry』には、スティーヴンの娘ミアのインタビューも含まれています。ミアは父親がコンサート中にマイクスタンドにスカーフを巻いていた理由を知っているとも述べています。

「彼がマイクにスカーフを巻いていた理由？ それは薬なんかを隠しておきたかったからよ。ステージ上で、ライヴ中にできるようにね。

（スカーフに）小さなポケットを縫い付けてもらっていたので、ステージ上で何でも (摂取していたものを) 取ることができたのよ」