
Iron Maiden / Fear of the Dark
「俺が死んだら葬儀ではアイアン・メイデンの“Fear Of The Dark”を流して、みんなでビールで乾杯してくれ」。スペインの新聞El Correoによると、61歳で難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)によって亡くなったスペイン人のチェマ・ガルシア(Txema Garcia)は生前、そう話していました。チェマの友人や家族たちは、彼の遺言通りにすることにしました。
葬儀では「Fear Of The Dark」が流れ、棺を囲む友人や家族たちは『Fear Of The Dark』のアルバム・カヴァーがプリントされたTシャツを着て、棺にはチェマがファンであったフェラーリの旗が飾られていました。そして、友人と家族たちはビールで心のこもった乾杯をして、故人に別れを告げています。
El Correo紙のフォトジャーナリストであるLuis Calaborは、自身のFacebookアカウントで、チェマの葬儀のビデオを共有して、こうコメントしています。
「今日、僕たちは友人であるチェマにさよならを言いました。1年前にALSと診断された彼は、全力で闘いましたが、最終的にはこの世を去ることになってしまいました。彼は臓器を提供し、静かに逝きました。今日、彼の友人や家族は、彼が望んでいたように彼にさよならを言いました」