
Jon Bon Jovi and Dorothea Bongiovi at the Toms River JBJ Soul Kitchen opening in 2016
ジョン・ボン・ジョヴィ(Jon Bon Jovi)が低所得者層に食事を提供するために開いたコミュニティ・レストラン「JBJソウル・キッチン」を、共和党員の市長が「市をホームレスの爆心地」にしたと非難。これに対してジョンたちは反論しています。
ジョンは生活困窮者に向けに住居を提供する活動を行っており、「JBJソウル・キッチン」はその一環として2011年10月にニュージャージー州レッドバンクにオープンしました。
「JBJソウル・キッチン」では温かい食事が提供され、食事を終えると、客は任意の金額を支払うか、店で皿洗いや接客などのボランティア活動をするか選択できます。お金を払えるならば払い、払えないなら働く。これが「JBJソウル・キッチン」の原則にして、活動の主たる部分です。
ニュージャージー州ではこれまでに3つの「JBJソウル・キッチン」がオープンしており、そのうちの1つは2016年にオープンしたトムズリバー市のBEATセンターです。2月11日には同市内のオーシャン郡図書館に「JBJソウル・キッチン」のポップアップ・レストランがオープンしました。
トムズリバー市のダニエル・ロドリック市長は、このポップアップ・レストランに異議を唱えています。ロドリック市長はニューヨーク・ポスト紙に、このポップアップレストランに対する不満を口にしています。
「ホームレス支援団体を装った機関が、ホームレスを州内や東海岸の至るところから、私たちの市に連れてきて、その数に応じて報酬を受け取っているのです。
これらの機関はホームレスを輸入することで数百万ドルを稼いでいる。彼らの計画は思いやりからではなく、ホームレス問題で利益を得ようという魂胆なのです。
私たちはホームレス問題の爆心地になりたくない。ニュージャージー州のホームレス問題の廃棄場にはなりたくありません。ニュージャージー州は、この問題に積極的に取り組む必要があります。ニュージャージー州にはそのリソースがあります。人々をあちこちからトムズリバーまでバスで送り込むことは安全な状況ではありません。
(ジョン・ボン・ジョヴィが)すでにシルバートン地区で経営しているのは、人々が食事をし、代金を支払い、そのお金が何かに使われることを喜ぶレストランのようなものです。しかし、図書館で行われているこのポップアップは、主に公共図書館をホームレス問題の爆心地にすることを目的としています」
この発言に対して、「JBJソウル・キッチン」をジョンと共に経営するジョンの妻ドロテアは、ニューヨーク・ポストに語り、恵まれない人々を支援する活動を今後も継続し、ポップアップレストランは5月まで営業を続けると語っています。
「JBJソウル財団とJBJソウルキッチンは、真の解決策を通じてホームレス問題の解消に取り組んでいます。私たちは人々を移動させたり、社会の片隅に追いやったりするためにここにいるのではありません。私たちの財団は、手頃な価格で支援付きの住宅を約1,000戸建設してきました。
JBJソウルキッチンを通じて、私たちは人々をリソースやサービスにつなげています。彼らが雇用、メンタルヘルスのサポート、住宅を必要としているかどうかに関わらず、私たちは彼らがただ生き延びるだけでなく、成功するために立ちはだかる障壁を取り除くよう努めています。
市長が、何百万ドルの取引がどこでされていると考えているのか私たちにはわかりませんが、私たちはそのようなプログラムについてはまったく知らず、また、そのような資金を受け取っていません。
トムズリバーのBEATセンターまたはJBJソウルキッチン・ポップアップに、どなたでもお越しください。私たちのコミュニティにおけるホームレスと飢餓をなくすために私たちが何をしているかをご覧いただけます」