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パティ・スミス 「書くのに10年かかり、これまでで最も親密」だという新しい回顧録『Bread of Angels』発売

2025/04/10 12:59掲載
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Patti Smith
Patti Smith
パティ・スミス(Patti Smith)は「書くのに10年かかり、これまでで最も親密」だという新しい回顧録『Bread of Angels』の出版を発表。発売日は海外で11月4日。この日は、彼女の亡きパートナーで有名な写真家のロバート・メイプルソープの誕生日であり、また、彼女の亡き夫、MC5のフレッド・ソニック・スミスの命日でもあるため、スミスにとって「特別な意味を持つ」日だと出版元のランダムハウスは説明しています。

プレスリリースによると、ミュージシャンであり詩人でもある彼女は『Bread of Angels』で、フィラデルフィアとニュージャージー州南部の労働者階級の家庭で過ごした子供時代、フレッド・ソニック・スミスとの結婚、そして家族とともにミシガン州へ移り住んだことなどについて綴っています。

スミスは声明で「この本を書くのに10年かかりました。人生の美しさ、切なさに向き合いました。人々が自分にとって必要な何かを見つけられることを願っています」とコメントしています。

ランダムハウスは本作について、こう説明しています。

「スミスの回顧録の中で最も親密なものである『Bread of Angels』は、芸術とロマンスの最初のきらめきが芽生えた彼女のティーンエイジャー時代を追体験させてくれます。スミスが深い喪失感に苦しむ中、彼女が子供たちの世話をし、人生を再建し、そして再び書き始めるまでの年月を通して、深い悲しみと感謝の気持ちが織り交ぜられています。芸術的な自由と想像力が、平凡なものを美しく、ありふれたものを魔法のように、そして苦痛を希望へと変えるという唯一の不変を示しています」