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ボストン・ストレートエッジ・ハードコア・バンドSSDのギタリスト アル・バレル死去

2025/04/07 20:16掲載
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Al Barile, SSD
Al Barile, SSD
ボストン・ハードコアのレジェンドで、ストレート・エッジの象徴でもあったバンド、SSDの創設メンバーであるギタリストのアル・バレル(Al Barile)が死去。アルは2023年にがんと診断され、闘病していましたが、4月6日に亡くなったことを、妻であり作家のナンシー・バレルがSNSで発表しています。63歳でした。

SSD (Society System Decontrol) は、ボストン出身のアメリカのストレート・エッジ・ハードコア・バンド。1980年代初頭にSS Decontrolとして2枚のアルバムをリリースし、その後、正式にバンド名をSSDに変更した。SSDとして、ヘヴィメタルの影響を受けたサウンドでさらに2枚のアルバムをリリースした。

ボストン含むニューイングランドで最も重要なハードコア・バンドとして称賛されることも多いSSDは、80年代のボストンの音楽シーンで最も騒々しく、最も声高なバンドの一つとして登場した。Discharge、Black Flag、Minor Threatからインスピレーションを得た彼らは、アグレッシブなスタイルを誇りにしていた。ポージングではなく、モッシュやステージダイビングを誘うなど、バンドと観客の間の壁を取り払おうとしていた。ステージでは、バレルはギターを弾きながら空中に飛び上がり、ジャンプの途中で足を蹴り上げるなど、エネルギーの塊のようなワイルドな姿を見せ、特にDead KennedysやNegative Approachなどのバンドのオープニングを務める際には、特に観客に強い印象を与えた。