2019年11月に行った首と脊椎の手術による合併症が、2023年発売のアルバム『Heaven Comes Down』の制作に影響を与えたことを公にしていたドンは、先日に行われた他のインタビューの中で、『Heaven Comes Down』がドッケンにとって最後のアルバムになるだろうと語っていました。
今回のインタビューの中で、その件について詳しく説明しています。
「50年で13枚のアルバムを作った、もう十分に音楽を書いたと思っている。俺はそれでいいと思っているが…でも、絶対とは言えない。もしかしたら、ジョージ・リンチと一緒にEPを制作するかもしれない。ジョージとそのことについて少し話した。俺はアルバム1枚分を制作するだけの精神的なエネルギーは自分にはないと思うと伝えた。大変な作業だからね。でも、4~5曲は作りたいかもしれないとも伝えた。8年前に新曲を作った。タイトルは“(It's) Just Another Day”。(ドッケンの)オリジナルメンバー全員でレコーディングして、(そのラインナップで)日本にも行って(数回のライヴを行い)、自分たちがどうやってやっていけるのか、そういったことを試すための実験だった。
(その頃、ジョージとは)アルバムを作ろうと話していた。でも、ジョージ・リンチの過去5つのプロジェクトを聴いてみれば、俺の目指す方向とはまったく異なるものだと分かるはずだ。『Heaven Comes Down』は、ジョージがやっていることとはまったく関係ない。彼はあっちの道へ進み、俺はそっちの道へ進んだ。だから、俺らが一緒に集まって、うまくいく曲を書けるかどうか、全員が同じ考えでいられるかどうかはわからない。俺はそうは思わない。だから、そういうことなんだ。いま俺がやりたいのは、例えば俺が“ジョージ、ギターのリフを4つくらい書いて、そのどれかが俺の心と魂に響くかどうか試してみない”と言うことだ。“Just Another Day”のような曲をね…オリジナルメンバー全員、ミック・ブラウンとみんなでその曲を書いた。もちろん、それは二度とできない。ミックはもう引退してしまって、もう二度とプレイするつもりはないとかなり頑なになっている。彼は10歳の頃からプレイしてきた。70年代からだ。彼が疲れ果てているのは理解できる。