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アート・ガーファンクル、皮膚の病気「乾癬」を長年患っていると公表 健康優先のためツアーを休止していたが自分に合った治療法を見つける

2025/04/05 21:35掲載
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Art Garfunkel - Photo by Jason Roth
Art Garfunkel - Photo by Jason Roth
サイモン&ガーファンクル(Simon and Garfunkel)アート・ガーファンクル(Art Garfunkel)は、自身が皮膚の病気である「乾癬」を長年患っており、自身の健康を優先させるためにツアー活動を休止していたことを、PEOPLE誌のインタビューの中で明かしています。現在は自分に合った治療法を見つけたため、再び人前に出る準備ができているという。自分の体験を話すことで、今も乾癬に苦しんでいる人の助けになるかもしれないと思い、今回打ち明けたとも話しています。

乾癬とは、私たちの体を守る免疫システムが過剰に活性化することで引き起こされる慢性的な皮膚の病気です。

「乾癬とは長年ひっそりと付き合ってきた。ツアーなど、公の場に出る時でも、それは僕の人生の一部だったけれど、それについて話したことはほとんどなかった。

ステージ上や写真、そして日々の生活の中で、それを隠す方法を見つけたので、人から見て分かるようなものではないけれど、常に水面下には存在していた。音楽に影響が出てこなくてよかったよ。

治療の道のりは長く、容易ではなかった。数十年にわたって、さまざまなクリームや治療薬、さらには紫外線やタールを使った治療法など、多くのアプローチを試した。タールを全身に塗ったこともあったけど、ひどい有様だった。一時的に楽になるものもあったが、長続きするものはなく、フラストレーションのたまるサイクルだった。

かゆみはすぐにぶり返し、フケも出てきた。とても不快だった。素晴らしい皮膚科医に巡り合えたおかげで、最終的に、まだ試したことのない生物学的製剤であるILUMYAについて教えてもらった。最初の数回の投与で肌がきれいになり始め、久しぶりに隠れる必要がなくなった。僕の人生は変わり始めた」

ガーファンクルは、自身の健康上の理由でツアー日程をキャンセルせざるを得なかったことについて、こう話しています。

「パフォーマンスは僕という人間にとって非常に大きな部分を占めているので、乾癬のために休止しなければならなかったのは辛かった。何千人もの観客の前で演奏することはできても、隠さなければならない。乾癬は自信や、自分の肌に安心感を持つことにも影響を与え、人から見えない形で孤立してしまうこともある」

ガーファンクルは現在、「I LUV YA for The Long Haul」キャンペーンを通じて、ILUMYAの患者コミュニティに参加し、乾癬の精神的な負担に光を当て、この病気を抱える人々が自分に最適な治療法を見つけられるよう支援しています。

ガーファンクルはこう続けています。

「自分に合った治療法と、最愛の妻キム、そして家族のサポートのおかげで、僕は以前とは違った場所にいる。自分の体験を話すことで、今も苦しんでいる誰かの助けになるかもしれないと気づいた。自分の話を明かすことで、乾癬に苦しんでいる人に手を差し伸べ、あなたは一人ではないこと、そして乾癬を人生の過去の出来事として振り返ることができるという希望があることを知ってもらいたい。それが、僕がサン・ファーマ社と提携して“I LUV YA for The Long Haul”キャンペーンを実施した理由だ。このキャンペーンは、愛とサポートについて、そして、他の人々にも自分たちは孤独ではないということを伝えるものです」