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シカゴ『Chicago II』 スティーヴン・ウィルソンによるドルビーアトモス・リミックス版発売

2025/04/04 18:16掲載
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Chicago / Chicago II (Steven Wilson Remix) (Blu-ray)
Chicago / Chicago II (Steven Wilson Remix) (Blu-ray)
シカゴ(Chicago)が1970年にリリースした2ndアルバム『Chicago II』。スティーヴン・ウィルソン(Steven Wilson)がオリジナルの16トラック・マスターテープからドルビーアトモス・リミックスを制作。Blu-ray版が海外で4月25日に発売されます。リイシュー元はRhino。

Blu-ray版には、最新のドルビーアトモス・リミックスに加え、ステレオ、4ch、5.1chミックスの高解像度音源も収録されます。

また今回、ウィルソンがオリジナルの16トラック・マスターテープからリミックスした音源を収めた140グラム重量盤アナログ盤が海外で5月23日に発売されます。

Rhinoは、プレスリリースで、今回のドルビーアトモス・リミックス版を「これまでになかった明瞭さ、迫力、鮮明さを誇る『Chicago II』の新ヴァージョンが誕生した」と説明しています。

ウィルソンは次のように付け加えています。

「高解像度の96K/24ビットファイルで作業することで、レコーディングセッションからのすべての要素を分離することができました。つまり、ドラムから順にミックスを再構築し、各楽器やヴォーカルのイコライゼーション、ステレオ配置、リバーブ、その他のエフェクト、音量変化を可能な限り忠実に再現しながら、同時に全体的なサウンドの明瞭性と透明性を追求することができました。

当時の彼らの創造性は非常に豊かだったので、デビューアルバムやその次のアルバムと同様に、このアルバムも2枚組でした。実際、前例のない大胆さで、2枚組アルバムの連続は、4枚目のアルバムまで続きました。その4枚目のアルバムは4枚組だした!(ライヴ・アルバム)。

僕はこれらのアルバムすべてを名盤だと思っていますが、おそらく『Chicago II』が最高傑作でしょう。優美な美しさの瞬間からパワフルなリフ、焦土のようなジャズロック、キャッチーなメロディ、ゴージャスなヴォーカルハーモニーまで、そのすべてが詰まっています。

僕が10代の頃に初めて聴いたとき、ジャズ、ブルース、ポップス、クラシック、プログレッシブ、ヘヴィロックのスタイルが融合し、即興的な要素と複雑なアレンジの両方が含まれていることに心を奪われました。どうしてそれが一緒に成り立つのか? そう、それは成り立つのです。見事に実現しています」
■『Chicago II』

1. Movin’ In
2. The Road
3. Poem For The People
4. In The Country
5. Wake Up Sunshine
6. Ballet For A Girl In Buchannon
7. Make Me Smile
8. So Much To Say, So Much To Give
9. Anxiety’s Moment
10. West Virginia Fantasies
11. Colour My World
12. To Be Free
13. Now More Than Ever
14. Fancy Colours
15. 25 Or 6 To 4
16. Memories of Love
17. Prelude
18. A.M. Mourning
19. P.M. Mourning
20. Memories Of Love
21. It Better End Soon
22. 1st Movement
23. 2nd Movement
24. 3rd Movement
25. 4th Movement
26. Where Do We Go From Here