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ジョン・ライドン、最大の金銭的な過ちは「セックス・ピストルズに入ったこと」/火事でレコードコレクションの多くを失ったことも語る

2025/04/03 13:19掲載
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John Lydon
John Lydon
ジョン・ライドン(ジョニー・ロットン/John Lydon)にとって、最大の金銭的な過ちは「セックス・ピストルズに入ったこと」だという。ピストルズよりも、リアリティ番組出演やバターの広告で稼いだお金のほうが多いとも明かし、またロンドンに住んでいた時に自宅が火事になり、レコードコレクションの多くを失ったことも語っています。

消費者に金融アドバイスを提供するウェブサイト「This Is Money」の新しいインタビューより。

Q:生活費を工面するのに苦労したことはありますか?

「物事を軌道に乗せるのに十分な現金がほとんどないという問題は常にあった。レコード会社が俺を借金漬けにしていた時期が10年ほどあったよ。

1980年代のことだけど、当時は(2023年に認知症との長い闘病生活の末に亡くなった妻の)ノラの娘の子供たちと一緒に暮らしていたので、節約に節約を重ねて生活していたので大変だった。レコード会社との関係は、いわゆる“リクープメント(費用回収)”だったので、借金をすぐに返済しない限り、俺は何も稼ぐことが許されていなかったんだ」

Q:あなたの経済的に最高の年はいつでしたか?

「セックス・ピストルズではない。マネージャーのマルコム・マクラーレンは、俺が彼になりたがっていると思っていたので、俺のことを嫌っていた。悲しいかな、彼には才能も度胸もなかった。それが問題を引き起こし、俺はピストルズを去ることになった。

去ったときには、チェルシーに家を買うのに十分なお金はあったので、それを元手に前に進んだ。1978年には、パブリック・イメージ・リミテッド(PiL)のためにお金を集め、バンドは定住する場所がなかったので、全員、俺と一緒に住んでいた。

経済的に最も良かった時期は(英リアリティ番組)『I'm A Celebrity...Get Me Out Of Here』から始まった。そこから多くの収入を得て、それを慈善団体に寄付した。その後、カントリーライフのバターのキャンペーンに起用されたことで、まっとうな収入を得ることができたんだ」

Q:これまで犯した最大の金銭的な過ちは何ですか?

「セックス・ピストルズ! 20セント(約12円)も稼げないだろうと確信して始めたが、その通りだった」

Q:自分へのご褒美としてたまにする贅沢は?

「ロンドンの2階建てバスのおもちゃを集めている。ただのビスケット缶だけど、とても気に入っているよ。中に入っているショートブレッドは嫌いなので、代わりにトフィーやキャンディーが入っていればいいのにと思っているけどね。

ロンドンにいた頃は、戴冠式の記念缶を集めていたけど、ノラが保険を解約した後、誤って台所に火をつけてしまい、すべて燃えてしまった。

火事でレコードがたくさん溶けてしまったが、まだたくさん残っている。近々行うツアーで十分なお金が稼げれば、それらをこちら(現在住むカリフォルニア州マリブ)に送ることができるだろう」

Q:もしあなたが首相になったら、まず最初に何をしますか?

「俺は政治家を信用していない。(バラク)オバマには期待していたが、彼は混乱を招いた。もし俺が首相になったら、政治家を全員排除して、より良く、より公平なシステムでやり直したいと思う。約束を守れない奴は法廷に引き渡すだろう。そうすれば、俺たちの票が意味を持つ」