アイアン・メイデン(Iron Maiden)の
エイドリアン・スミス(Adrian Smith)が「演奏するのは、あまり得意じゃない。あのリフは、ちょっと手ごわい」と思っているにもかかわらず、常にお気に入りのアイアン・メイデンの楽曲のひとつだと語っているのは、2ndアルバム『Killers』収録の「Wrathchild」。「Sonic Perspectives」の新しいインタビューの中で語っています。
「俺のお気に入りの曲のひとつは、いつも“Wrathchild”。素晴らしい曲だよ。変な話しだけど、演奏するのは、あまり得意じゃない。ちょっと手ごわいんだ。あのリフは、ちょっと手ごわい。でも、曲は好き。大好きだよ」
またスミスは同じインタビューの中で、10代の頃からの知り合いで、同じく長年メイデンでギターを弾いている
デイヴ・マーレイ(Dave Murray)との友情について、こう語っています。
「15歳のとき、ロンドンでデイヴ・マーレイと出会った。当時、近所にディープ・パープルやフリーが好きだったのは俺らだけだったので、すぐに親友になった。夢中だったよ。2人とも、すでに髪も長かったしね。他の子供たちはみんなソウルミュージックが好きで、車を買ったり、結婚したりすることばかり考えていた。それはそれで悪いことではないけれど、でも俺たちはギターが欲しかったし、バンドをやりたかった。それだけだったんだ。
つまり、俺たちは、ただ夢中だったんだ。デイヴはすでにギターを弾けたし、俺は彼と一緒にバンドをやりたかった。それで“じゃあ、歌ってみるよ”と言ったんだ。それが俺の始まりだった。歌いながらギターを覚えていった。メイデンに入るまでずっとそうしていた。バンドのフロントマンとしてパブやクラブで歌い、ひどい音響設備で、モニターもなく、声をからしながら歌ったけど、そのすべてが大好きだったよ」