米ファンク・バンド、
オハイオ・プレイヤーズ(Ohio Players)で活躍したギタリスト、クラレンス“チェット”ウィリス(Clarence "Chet" Willis)が死去。soultracksが訃報を伝えています。74歳でした。
クラレンス“チェット”ウィリスはオハイオ州デイトン出身。キャリア初期には、地元のゴスペルグループやR&Bグループでギターを演奏していた。
1975年、ギターの腕を買われ、オハイオ・プレイヤーズに迎え入れられたウィリスは、愛称「チェット」で親しまれた。バンドの黄金時代と重なった彼の在籍期間には、「Funky Worm」「Rollercoaster」「Honey」「Skin Tight」「Fire!」などのヒット曲が生まれた。ウィリスのリズムの正確さとソウルフルな演奏は、ホーンセクションを主体としたアレンジとダイナミックなステージでの存在感と見事に調和し、バンドの独特なサウンドの礎となった。
1979年、オハイオ・プレイヤーズが変革期を迎えていた中、ウィリスは他のメンバーとともにサイドプロジェクトに乗り出し、バンドShadowの結成に至った。Shadowは1979年から1981年の間にエレクトラ・レーベルから3枚のアルバムをリリースした。
ウィリスは、21世紀に入っても中核グループであるオハイオ・プレイヤーズの一員であり続け、そのサウンドはグループの成功に欠かせないものだった。