ザック・ワイルド(Zakk Wylde) は、有名な他のギタリストのソロを演奏する際、オリジナル・ヴァージョンに忠実に演奏するのが一番であると考えており、オリジナルの素材を変えなくても、音を違ったものにでき、自分の個性を輝かせることができると、Andertons Music Co.の最近のインタビューで話しています。
「“Walk”でも何でも、ダイム(ダイムバッグ・ダレル/パンテラ)には特徴的なソロがある。“I'm Broken”とかね。もし俺がイーグルスと一緒に演奏しているとしよう。“Hotel California”のソロは、アルバム通りに演奏しなければならない...もし即興演奏の余地がある他のソロがあるなら、そうしてもいい。ただし、Eマイナーで、かつ特徴的なソロの音が含まれている限りにおいてだ。
例えば“Hotel California”や“Stairway to Heaven”のような曲や、ダイムの曲を演奏しているときもそう。ダイムがオジーと一緒にいて俺の曲を演奏していたら、ダイムならそうするだろうね。彼が音符通りに演奏しても、それはダイムのタッチであり、ダイムのフィーリングになる。
(スティーヴ・ヴァイ、ザック・ワイルド、イングヴェイ・マルムスティーン、ヌーノ・ベッテンコート、トシン・アバシのプロジェクト)ジェネレーション・アックスをやるたびにいつも思うんだが、それがスティーヴ・ヴァイであろうと、ヌーノであろうと、トシンであろうと、イングヴェイであろうと、彼らは皆、文字通り1音、ビブラートかコードを弾くだけで、彼ら独特のギターの音色、フィーリング、ビブラートが聴こえてくる。(誰が演奏しているかは)はっきり分かる。目で追う必要はないし、数小節を聴く必要もない。1音を聴くだけで、“ああ、トシンだ”と分かる。ヌーノの超絶テクニックを聴いたときも、2音で彼だと分かったよ。
つまり、ギターの素晴らしさとはそういうことなんだ。同じ音階を2人の異なる人物が弾いても、まるで別物のように聴こえる。同じ材料を使ってスープを作っているのに、味が全然違う。全く別のスープなんだ。本当に素晴らしい。それがギターの素晴らしいところなんだ」
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