
UK Subs, photo by Lorne Thomson/Redferns
英国のパンクロック・バンド、
U.K.サブス(U.K. Subs)は、メンバー4人のうち3人が米国への入国を拒否され、拘束されたと報告しています。
ベーシストのアルヴィン・ギブスはSNSに投稿し、この件についての詳細を共有しました。
ギブスによると、ギブスは、他のバンドメイト2人とともに拘束された後、英国に強制送還されました。バンド・メンバーで唯一入国を許可されたのはヴォーカルのチャーリー・ハーパーだけでした。ハーパーは代役のミュージシャンたちとともに、予定されていたロサンゼルス公演を行ったという。
ギブスは、バンドメイトと共にロサンゼルス空港に到着した後、2つの理由で尋問を受けることになるだろうと告げられたと述べています。理由のひとつは、ビザが正しくないということでしたが、もう1つの理由は、明らかにされなかったという。
ギブスはこう書いています。
「彼らの大統領や政権について、俺が頻繁に、必ずしも好意的なものではないコメントを公にしていることが影響したのではないかと考えてしまう。単に俺が被害妄想に陥っているだけなのかもしれないが」
英国パンクロックのパイオニアとされるU.K.サブスは、これまでにもトランプの大統領とその政策について公然と批判してきました。彼らはライヴ中に政治的な発言をすることが多いことでも知られています。
ギブスはこう続けています。
「その後の出来事は、とても楽しいものではなかった。2人の警察官に付き添われてロサンゼルス国際空港の別のセクションに行くと、そこには、コロンビア人、中国人、メキシコ人の拘留者たちと一緒に、すでに(バンドメイトの)ステファンとマークが寒い留置場に入れられていた。俺の荷物、携帯電話、パスポートは没収されていた」
ギブスは、午後7時に到着した後、午前4時に2度目の事情聴取に呼ばれたという。ギブスらは25時間拘束された後、ようやく釈放されたという。「翌日の午後8時に飛行機に案内されるまでに、丸1日以上眠れず、カップ麺と数杯のお茶だけで生き延びていた」と振り返っています。
ギブスは、ハーパーが入国し、予定されていた公演を行うことができたことに安堵しましたが、ギブスは再び米国に来ることは考えていないという。「当分は米国との関係は終わりだ」と彼は述べています。