
Alex Lifeson - Scott Dudelson, Getty Images
ラッシュ(Rush)のギタリスト、
アレックス・ライフソン(Alex Lifeson)は2023年に胃の手術を受けた後、胃不全麻痺(胃の働きが悪く、いつまでも胃に食べ物が残って胃のもたれ、吐き気などの不快な症状が出る状態)となり、1年間、吐き気が続いたという。2025年1月に治療を受けてから健康状態が改善したそうですが、この1年半で40ポンド(約18キロ)近く減量したという。AllMusicのグレッグ・プラトによる新しいインタビューの中で、現在の健康状態について語っています。
「1月にオーストリアの南部にあるヴィヴァマイヤー・クリニックという、消化器系に重点を置いたウェルネス・クリニックに行った。そこには多くの患者がいて、様々な治療を提供している。とても静かで落ち着いた場所で、電話も音楽もない。ただひたすら、このことに集中し、没頭するんだ。水やお茶をたくさん飲むけど、コーヒーはないし、もちろんアルコールもない。
僕がそこに通ったのは、2023年に胃の手術を受けて、胃腸の動きが遅くなる胃不全麻痺が残ったからなんだ。食べ物が胃に留まる時間が2、3時間ではなく、10時間から12時間も留まってしまうんだよ。
だから、食事は本当に慎重にしなければならないし、食べ方にも非常に気を配り、その一線を越えないようにしなければならない。元に戻るのは難しいからね。一つのミスで、2、3日の間、不快感を味わうことになる。僕は1年間、吐き気が続いた。ヴィヴァマイヤーに行くまでは、1年半ほどはひどく惨めだった。そこに行って、どのように食べるか、何を食べるか、いつ食べるかをコントロールする方法を教えてもらった。本当に良かったよ。
普段からそういうタイプじゃないからね。怠け者だし、やりたくないことに関しては努力をしないし。でも、これは僕の人生で初めて、すべてを変えてくれた。僕にとって人生を変えるものだった。彼らのところに行ってから、約23ポンド(約10キロ)減量した。それ以前にも15~20ポンド(約7~9キロ)は減量したと思う。だから、1年半で40ポンド(約18キロ)近く減量したことになる。
注意深く、きちんと食事をすれば、幸せで比較的普通の生活を送ることができる。そうしなければ、苦しむことになる。気分が優れないのは嫌だと気づいた。毎日をなんとなく過ごしてきたけど、もう気分が優れないのは嫌なんだ。だから、非常に厳格になった。もうお酒は飲まないし、タバコも吸わないし、ジャンクフードも食べない。絶対にジャンクは食べない。(今は)グルテンフリー、ラクトースフリー。そういうものは全てだ。それが(今の)僕に必要なものだから。そうしなければならない。選択の余地はない。これが、まともで快適な生活を維持するために僕がしなければならないことなんだ。
(現在の1日は?)
普段は5時半から6時半の間に起きる。月、水、金曜日はジムに行く。9時には戻ってくる。ここはアパートにある僕のスタジオで、ここで時間を過ごすのが好きなんだ。ここは僕の聖域。ここに来ると、決して退屈しない。
ゴルフを少しやるし、たまにテニスもする。それから、食事は自分で作る。週に1回くらいはゲド(ゲディー・リー)の家に立ち寄って、コーヒーを飲みながらいろんな話をする。あとは孫に会う。だいたいそんなところだ。それが僕の生活だよ」