全米最大の独立系レコード店だったBills Records　40年以上にわたって週7日で働き続けた名物オーナーのショートドキュメンタリー公開

かつて全米最大の独立系レコード店であったBills Records。人間関係や世俗的な利益を犠牲にしてでも、40年以上にわたって週7日で働き続けた名物オーナー、ビル・ワイゼナーのショート・ドキュメンタリー『Bills Records』（約10分）がYouTubeで公開されています。

ビル・ワイゼナーは、テキサス州ダラスで46年間、Bills Recordsを経営していました。彼の店はかつて全米最大の独立系レコード店でした。

監督のチャック・プシュビィル（Most Visual）と彼のスタッフは、2014年から2019年にかけてビルを撮影しました。このショート・ドキュメンタリーは2015年から2017年にかけて制作されました。

ビルは、まだ公開されていない自身についてのドキュメンタリー映画『Love and Records』の撮影中の2020年1月に亡くなりました。レジの椅子に座ったまま亡くなったという。74歳でした。この映画は、ビル、彼の人生、そして彼のレガシーについて描いたものです。

タバコとダイエット・コーラも愛したワイゼナーは、ドキュメンタリー『Bills Records』の中で、店内を案内しながら、レコードへのこだわり、人々への愛、そして音楽を愛と同等に考える理由についてこう語っています。

「結局のところ、音楽は、人々が無用な騒ぎを起こしたり、あまり争ったりしない唯一のものだと思う。音楽は人々を結びつけるし、誰もが音楽が好きだから。人生を表現する言葉として、愛ほどふさわしい言葉はない。悲しいことがあろうが何があろうがね。なぜなら、それが人生のすべてであり、私が人生で求めてきたものの本質を理解しようとするとき、結局はそこにたどり着くと思うから」