ロサンゼルスのパシフィック高校が行った山火事救援オークションに、
レディオヘッド(Radiohead)のマネジメントが「お好きなレディオヘッドのコンサートのチケット4枚」を寄付したという報道があります。ツアーの発表が近いのでは?と噂されています。
報じているのはResident Advisorで、報道によると、「お好きなレディオヘッドのコンサート」のチケット4枚が、バンドのマネージメントによる直接寄付として、パシフィック高校が運営するロサンゼルスの火災救済オークションに出品されたという。「Blueyed Pictures, inc」という仲介業者と思われる人物によって投稿されたオークションの出品情報には、最高入札者は「バンドのツアー日程に基づいて」希望する都市と日程を選ぶことができると記載されていたとのこと。このオークションは3月17日に終了しました。
また、匿名を希望するレディオヘッドに近い情報筋は、Resident Advisorに対し、レディオヘッドが今秋にヨーロッパのいくつかの都市で公演を行う予定であることを認めたという。
現在は、この「お好きなレディオヘッドのコンサート」のオークションはページから削除され、
同じURLには、代わりに「プレミアコンサートチケット4枚」が掲載されています。Resident Advisorによると、学校のInstagramでのコンサートチケットの宣伝も削除され、バンドのマネジメントが参加しているという記述もすべて消えています。
2025年3月、レディオヘッドのメンバー全員が『RHEUK25 LLP』という新しいLLP(有限責任事業組合)を設立しました。バンドは過去に新アルバムやツアーを目的とした事業体を設立したことがあります。彼らが何もないのに事業体を設立したことはありませんので、レディオヘッドの新たな活動を示唆するものではないかと話題となっています。
LLP(Limited Liability Partnership/有限責任事業組合)は、専門の知識・技術やノウハウをもった人や企業が、力を合わせて共同で新たな事業に取り組みやすくするため創設された事業体制。
レディオヘッドの場合は、一般的なレコードレーベル契約以外の事業を所有することによる経済的な特典を、レディオヘッドのメンバーに与えるものです。
Pitchforkによると、レディオヘッドは3月10日に『RHEUK25 LLP』を設立しました。これが再リリースに関係するものなのか、10枚目のスタジオアルバムに関係するものなのか、2018年以来のツアーに関係するものなのかは、今後数か月のうちに明らかになるでしょう。
Pitchforkによると、トム・ヨーク、ジョニー・グリーンウッド、コリン・グリーンウッド、エド・オブライエン、フィル・セルウェイは、『In Rainbows』をリリースする前の2007年にXurbia Xendless Ltd.を設立し、その3年後には『The King of Limbs』をリリースする前にTicker Tape Ltd.を設立。2016年に『A Moon Shaped Pool』をリリースする前にDawn Chorus LLPやDawnnchoruss Ltd.を設立し、2021年の『Kid A Mnesia』の発表の半年前にはSpin With a Grinを設立しています。
トム・ヨーク、ジョニー・グリーンウッド、トム・スキナーによるバンド、ザ・スマイルも同様のプロセスを採用しており、ヨークとグリーンウッドは、2022年にザ・スマイルのデビュー・アルバムが発表される直前に設立されたSelf Help Tapes LLPの役員として名を連ねています。