ブラー(Blur)の
グレアム・コクソン(Graham Coxon)が「初めて恋に落ちた曲」「カラオケで歌う曲」「なぜか歌詞を全部知っている曲」「もう聴くことができない曲」「密かに好きなのに、みんなが嫌いな曲」「人生を変えた曲」「泣ける曲」「自分の葬式で流してほしい曲」を語っています。英ガーディアン紙企画
■初めて恋に落ちた曲
「父はよく“アビー・ロード・ナイト”と称してビートルズの曲ばかり聴く夜を設けていた。僕はまだ2、3歳だったので、文字は読めなかったけれど、レコードプレーヤーは使えた。“Strawberry Fields Forever”を聴きたかったのに、メリー・ホプキンの“Turn! Turn! Turn!”をかけた際は、どうしてビートルズには聴こえないのか不思議に思ったものです」
■カラオケで歌う曲
「エルトン・ジョンの“Blue Eyes”」
■なぜか歌詞を全部知っている曲
「ミートローフの“Bat Out of Hell”。考えてみたら、カラオケでは“Blue Eyes”よりも、こっちを歌っている回数の方が多いかも」
■もう聴くことができない曲
「“Goodbye to Love”以外のカーペンターズのすべて。残りの曲は、まるでLSDと砂糖を注射したような気分にさせられ、カーペンターズの悲劇を思うと悲しくなる」
■密かに好きなのに、みんなが嫌いな曲
「バーブラ・ストライサンドが好きだとはあまり認めたくない。“Evergreen”は美しい曲けど。最近になってようやくABBAが聴けるようになり、“Lay All Your Love on Me”に夢中になった」
■人生を変えた曲
「10代の頃、ヴァン・ダー・グラフ・ジェネレーター、キャラバン、マッチング・モウル、ロバート・ワイアットに夢中になり、キング・クリムゾンの『Ladies of the Road』を聴いて、とても奇妙だったので、僕の人生が変わった。ギターだけでなくサックスも習っていたんだけど、この曲には史上最もえげつないテナーサックスのソロがある」
■泣ける曲
「3曲ある。今朝試してきた。スコット・ウォーカーの“If You Go Away”、ザ・キンクスの“The Way Love Used to Be”と“Moments”。“The Way Love Used to Be”を聴いたときは、かなり胸が詰まった。だから、これが一番だろうね」
■自分の葬式で流してほしい曲
「ワム!の“I'm Your Man”にしようと思ったんだけど、自分の葬式で物を投げつけられたくないので、それはやめておく。 みんなに感情的な苦悩を味わってほしいので、トーク・トークの“Inheritance”にしておくよ」