「『Strike Up The Band』は、2019年の冬に僕がポール・バレアの代役を務めていたときに始まり、代役の最初の公演の日に彼が亡くなりました。パンデミックによる活動停止期間を経て(その間、多くの練習と作曲活動を行いました)、2021年にツアーを再開させました。その後、メンフィスでのレコーディング遠征を行い、その結果、グラミー賞にノミネートされたルース・アルバム『Sam’s Place』が誕生しました。このアルバムは、バンドとしての結束を固め、ロックンロールの原点であるブルースを再訪する機会を与えてくれました。ここまで来るには多くの犠牲を払ってきましたが、すべての道がこの新アルバムへとつながっていたのです」
『Strike Up The Band』はビル・ペインとヴァンス・パウエルによる共同プロデュースで、一部の楽曲ではシャラードも共同プロデュース参加しています。ペイン、フレッド・タケット、シャラード、トニー・レオンの4人は、『Strike Up The Band』全13曲の作曲者としてクレジットされています。
バンドリーダーのビル・ペインはプレスリリースの中で、こう述べています。
「バンドメンバーとこのアルバムについて話し合い、僕たちの作品の中でこのアルバムがどのような位置づけになるかを考えたとき、僕の中でこのアルバムの前身は1988年の『Let It Roll』だった。僕たちは、この新しい曲のコレクションでリトル・フィートをもう一度紹介するという同じような立場にいます。
このアルバムから新曲「Too High To Cut My Hair」のミュージックビデオが公開されています。
■『Strike Up the Band』
4 Days of Heaven 3 Days of Work Bayou Mama Shipwrecks Midnight Flight Too High To Cut My Hair When Hearts Fall Strike Up The Band (feat. Larkin Poe) Bluegrass Pines (feat. Molly Tuttle, Larry Campbell & Teresa Williams) Disappearing Ink Love and Life (Never Fear) Dance a Little Running Out of Time with the Blues New Orleans Cries When She Sings