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レディオヘッド 新事業体を設立 新たな活動を示唆

2025/03/14 09:22掲載
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Radiohead
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レディオヘッド(Radiohead)は過去に新アルバムやツアーを目的とした事業体を設立したことがあります。そして、2025年3月、メンバー全員が『RHEUK25 LLP』という新しいLLP(有限責任事業組合)を設立しました。バンドは何もないのに事業体を設立したことはありませんので、レディオヘッドの新たな活動を示唆するものではないかと話題となっています。

LLP(Limited Liability Partnership/有限責任事業組合)は、専門の知識・技術やノウハウをもった人や企業が、力を合わせて共同で新たな事業に取り組みやすくするため創設された事業体制。

レディオヘッドの場合は、一般的なレコードレーベル契約以外の事業を所有することによる経済的な特典を、レディオヘッドのメンバーに与えるものです。

Pitchforkによると、レディオヘッドは3月10日に『RHEUK25 LLP』を設立しました。これが再リリースに関係するものなのか、10枚目のスタジオアルバムに関係するものなのか、2018年以来のツアーに関係するものなのかは、今後数か月のうちに明らかになるでしょう。

Pitchforkによると、トム・ヨーク、ジョニー・グリーンウッド、コリン・グリーンウッド、エド・オブライエン、フィル・セルウェイは、『In Rainbows』をリリースする前の2007年にXurbia Xendless Ltd.を設立し、その3年後には『The King of Limbs』をリリースする前にTicker Tape Ltd.を設立。2016年に『A Moon Shaped Pool』をリリースする前にDawn Chorus LLPやDawnnchoruss Ltd.を設立し、2021年の『Kid A Mnesia』の発表の半年前にはSpin With a Grinを設立しています。

トム・ヨーク、ジョニー・グリーンウッド、トム・スキナーによるバンド、ザ・スマイルも同様のプロセスを採用しており、ヨークとグリーンウッドは、2022年にザ・スマイルのデビュー・アルバムが発表される直前に設立されたSelf Help Tapes LLPの役員として名を連ねています。