
Rick Springfield, photo by Jay Gilbert
リック・スプリングフィールド(Rick Springfield/75歳)は25年前、ステージから転落し、頭を強く打ちました。本人は当時、手首を折っただけだと思っていたそうですが、最近受けた全身のMRIスキャンで、転落した際に脳が傷ついていたことが判明し、脳の損傷は今も残っていることが分かったと米PEOPLE誌の新しいインタビューの中で語っています。
インタビューによると、スプリングフィールドは2000年にラスベガスで公演中に転落したことがあったそうです。
「25フィート(約7.6メートル)落ちて頭を打ち、その後、木材が落ちてきて頭を直撃し、さらにステージに頭をぶつけたんだ。手首を折っただけだと思っていたんだけど、スキャンの結果、あの転倒による脳損傷があることが分かった。今は、それを修復しようと努力しているところだよ」
スプリングフィールドは、多くの人々が「自分の体に何が起こっているか知りたくない」と思うだろうが、自分は「正反対」だと話しています。
「俺の父は、知ろうとしなかったために亡くなった。父は何年も胃がんだと思っていたが、一度も検査を受けようとしなかった。ある日、自宅で倒れたとき、潰瘍が破裂していることがわかり、大量出血により亡くなった。もし検査を受けていれば、助かったかもしれない。
それは俺にとって大きなメッセージだった。長生きしたいのであれば、時折、悪い知らせを受け入れる覚悟をしなければならない、と。明日、自分が末期ガンだとわかって、1年後に死ぬ可能性もあるけれど、俺はできる限りのことをするだけだ」