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米国 ハリケーン被災者に全米各地から集められた2,000点以上の楽器を無償提供

2025/03/11 10:10掲載
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WLOS - Helene destroyed their musical instruments. This group replaced them for free
WLOS - Helene destroyed their musical instruments. This group replaced them for free
米国では、2024年秋に上陸したハリケーン「ヘリーン」で被災した人々に楽器を無償提供するためのキャンペーンが行われ、最終的に全米各地から2,000点以上の楽器が集まりました。3月9日にノースカロライナ州スワナノアのウォーレン・ウィルソン大学で寄贈イベントが開催され、すべての楽器が無償で提供されました。地元テレビ局WLOSのニュース映像あり。

ハリケーン「ヘリーン」は、2024年9月26日にフロリダ州北西部に上陸し、アメリカ南部のノースカロライナ州やジョージア州などで大規模な洪水や土砂崩れが相次ぎました。

フォークシンガーのマイケル・ジョナサンが企画、プロデュース、司会を務めるラジオ/テレビ番組で、非営利団体の『WoodSongs Old-Time Radio Hour』は、被災者を支援するため、楽器の大規模な寄贈を企画しました。ジョナサンを含むチームは、オハイオ州、ケンタッキー州、バージニア州、テキサス州、ニューヨーク州などの36カ所の異なる受け取り場所から、何カ月もかけて寄贈された楽器を集めました。

ジョナサンはこう話しています。

「私たちはヘリーンによって被災した人々のことを忘れていません。非常に多くの人々がバイオリン、ギター、チェロ、バンジョー、トランペットなどを寄付してくれました。反響は驚くべきものです」

イベント日を迎える頃には、チームの楽器の在庫は1,600を超えていました。その後、イベントまでの数日間でさらに200の楽器が寄付されたと、地元報道が伝えています。さらに、若手ブルーグラス奏者ワイアット・エリスが100以上の楽器を追加で集めたことで、その数はさらに増え続けました。

イベントを終え、主催者は寄贈された楽器すべてが新しい家を見つけたと発表しています。