HOME > ニュース >

ボン・ジョヴィの2つの時代が融合したリッチー・サンボラとフィル・Xのライヴ共演はどのようにして実現したのか?フィル・X語る

2025/03/06 11:25掲載
メールで知らせる   このエントリーをはてなブックマークに追加  
Richie Sambora, Orianthi and Phil X onstage on Thursday, Feb. 27 in California. Global Images
Richie Sambora, Orianthi and Phil X onstage on Thursday, Feb. 27 in California. Global Images
リッチー・サンボラ(Richie Sambora)は先日、自身に代わってボン・ジョヴィ(Bon Jovi)に加入したフィル・X(Phil X)とライヴで共演し、「Livin' On A Prayer」を一緒に演奏しました。この共演はどのようにして実現したのか? フィル・XがGuitar Worldの新しいインタビューの中で語っています。

この共演は、2月27日にカリフォルニア州サンペドロで開催されたチャリティ・コンサート『Rock For Responders』にて実現しました。このコンサートは、消防士、警察官、軍人、災害対応機関を称え、支援するために行われました。

2人の演奏にはギターのオリアンティ(Orianthi)とドラムのマット・ソーラム(Matt Sorum)も参加しています。

「数日前に彼ら(チャリティ・コンサート主催者)から電話があって、“リッチーがLivin’ on a Prayerを演奏したいと言っているんだけど、どうかな?”と言ってきたんだよ。

僕は“この曲は素晴らしいから、この目的にぴったりだ”と答えたら、彼らは“大丈夫なの?”と心配していた。(問題ないのか)誰もわからないからね。それはいい質問だった。僕は“うん、僕たちは大人だしね。うん...大丈夫だよ。きっと楽しいよ”と答えた。

(当日は)一晩中演奏していた。そして、彼(サンボラ)がようやくステージに上がり、やって来て、僕たちは“Livin’ on a Prayer”を演奏し始めた。前日にリハーサルをしていたので、彼とオリ(オリアンティ)がそれぞれのパートを演奏できるように、僕はサポート役に徹したんだ」

当日、サンボラはリード・ヴォーカルとリード・ギターを担当し、この演奏ではトークボックスは使用されなかったものの、ソロはそのままで、サンボラはそれを即興に近い形で演奏しました。

フィル・Xにとっては、ボン・ジョヴィのヒット曲を演奏する際に、前任者と自分との違いを間近で観ることができる、かなり有益な機会となったという。

「面白いことに、僕がボン・ジョヴィで演奏する際にやるような、最後の転調を彼はしないんだ。だから、自分の頭の中で自制しなければならなかったんだ。“転調はするな、転調はするな”って感じだったよ」

世間一般には、フィル・Xとサンボラが対立していると思われているかもしれませんが、フィル・Xはそうではないと主張しています。

「いや、僕らは以前も、そして今も友達だよ。本当に最高だった。本当に素晴らしい一日だった。みんなと一緒に過ごせて最高だった。彼(サンボラ)はバックステージで一緒に過ごす一人の男に過ぎない。僕は人と積極的に関わりたいと思うタイプだけど、たまにはただ座って“なんてこった。本当にこんなことが起こっているのか”と言わなければならなかった。本当に最高だったよ」