話すことができないが歌うことが大好きな自閉症の男性　ベテラン・デュオのレコーディングに招待されて美しい歌声を披露　話題に

自閉症の英国人男性は話すことができないが、歌うことが大好き。その美しい歌声を聴いたアイルランドのベテラン・デュオが一緒にレコーディングをしないかと誘い、多くの人に自分の声を聞いてもらえるチャンスを得ています。その歌声が話題に。

マーティン・フィン（32歳）は言葉を発することができませんが、歌うことが大好きで、その才能がアイルランドのベテラン・デュオ、フォスター・アンド・アレンの目に留まりました。デュオはウエストライフ「Flying Without Wings」のカヴァーを一緒にレコーディングをしないかと招待しました。

マーティンの両親は英BBCの取材に応じて、チャート上位経験もあるデュオからの招待は、マーティンにとって「宝くじに当たるよりも素晴らしいことだった」と語り、デュオが息子に「素晴らしい機会」を与えてくれたと語っています。

両親によると、言葉を発することができなかったにもかかわらず、幼い頃から歌えることはわかっていたという。「名前を尋ねても答えることができなかったので、彼が歌っているのを聞いたときは信じられませんでした。彼はいつも歌っていて、私たちは彼をとても誇りに思っています」と話しています。

マーティンの歌の才能は、彼がかつて通っていた学校の校長先生が彼にカラオケマシンを買ってくれたことから開花したという。すぐに彼はジェームス・ブラント、コールドプレイ、テイク・ザット、スノウ・パトロールなどお気に入りのアーティストを歌うようになり、その歌唱力が注目された以降は、結婚式や地元のパブなどで歌うようになったとのこと。

フォスター・アンド・アレンのメンバーは、マーティンに曲を覚えてもらうために事前に送ったが、レコーディング時に「彼は一言一句、完璧に覚えていて、信じられなかったよ。すべての音が完璧だった。すべてがね」と語っています。また「他の自閉症の人たちに希望を与えることができるなら、この曲が1位になるかどうかよりも、そっちの方がずっと重要だ」とも語っています。

「Flying Without Wings」のカヴァーはミュージックビデオが公開されています。