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オジー・オズボーンの公式ドキュメンタリー『No Escape From Now』制作中、近年の健康問題とブラック・サバス最後の公演を記録

2025/02/26 01:17掲載(Last Update:2025/02/26 02:41)
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Ozzy Osbourne
Ozzy Osbourne
オジー・オズボーン(Ozzy Osbourne)の新しいオフィシャル長編ドキュメンタリーが制作中で、オジーの近年の健康問題とパーキンソン病の診断がもたらした影響を取り上げ、またブラック・サバス(Black Sabbath)の最後の公演も記録します。タイトルは『Ozzy Osbourne: No Escape From Now』。動画配信サービのParamount+で2025年内に配信予定。

オジーは2019年に自宅で転倒した際、2003年の四輪バギー事故の後に体内に挿入された金属棒の位置がずれてしまい、脊椎損傷を悪化させました。それ以来、彼は数度の手術を受けました。また2020年にはパーキンソン病とも診断されました。

プレスリリースによると、このドキュメンタリーは「2019年の不運な転落事故以来、76歳の英国人が直面してきた壊滅的な挫折」を明らかにするものとなるという。

ドキュメンタリーの概要には、こう書かれています。

「これは、あなたがこれまで見たことのないオジー・オズボーンです。史上最高のロックスターの一人である彼の、正直で温かく、そして非常にパーソナルなポートレートであり、6年前に彼の世界が完全に停止し、彼が本当の自分とは何なのかを熟考し、自身の死と向き合い、そして最後にステージでパフォーマンスができるかどうかを自問せざるを得なかった経緯を詳しく描いています。

この映画では、オジーの健康問題とパーキンソン病の診断がもたらした影響を取り上げ、音楽がオジーの人生において中心的な役割を果たし続けていることを示しています。また、そのような状況にもかかわらず、彼のいたずら好きなユーモアのセンスはまったく変わっていないことも証明しています」

監督はBAFTA受賞者タニア・アレクサンダー(「Gogglebox」)。

オジーのアルバム『Patient Number 9』のセッションが行われた2022年に撮影を開始し、7月5日に彼の故郷である英バーミンガムのヴィラ・パークで行われる、ブラック・サバスのオリジナル・ラインナップが再結集するオリジナル・メンバーによる最後のコンサートまで継続される予定です。

オジーは声明でこう述べています。

「この6年間は、俺が経験した中でも最悪の時期の連続だった。もうこれまでだと思ったこともあった。でも、音楽を作り、2枚のアルバムを制作したことで俺は救われた。音楽がなければ、俺は正気を失っていただろう。

俺のファンは長年にわたって俺を支えてくれた。本当に感謝しているし、きちんとお別れを言いたい。ヴィラ・パークでの公演はまさにそのためのものだ」

このドキュメンタリーには、オジーの妻でマネージャーのシャロンと彼らの子供たちのほか、ブラック・サバスのトニー・アイオミ、ガンズ・アンド・ローゼズのダフ・マッケイガン 、メタリカのロバート・ロバート・トゥルージロ、ビリー・アイドル、トゥールのメイナード・ジェームス・キーナン、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのチャド・スミス 、ザック・ワイルド、アンドリュー・ワット、ビリー・モリソンが出演する予定です。

シャロンは声明でこう述べています。

「この映画は、ここ数年のオジーに起こったことをありのままに描いたものです。この映画は、オジーがどれほど困難な状況に置かれていたか、またパーキンソン病を含む多くの深刻な健康問題に数多く直面しながら、彼が示した勇気を描いています。これは、現在の彼の人生の現実を描いたものです。私たちは信頼する制作チームと協力し、彼らに自由に物語を語らせることを許しました。この物語が、オジーと同じような問題に直面している人々を勇気づけるようになることを願っています」