
Chris Jasper / It's a Miracle
アイズレー・ブラザーズ(Isley Brothers)での活躍でも知られるシンガーソングライター/プロデューサーの
クリス・ジャスパー(Chris Jasper)が死去。家族がSNSで発表。声明によると、2024年12月にがんと診断され、2025年2月23日に亡くなりました。73歳でした。
クリス・ジャスパーは1951年12月、オハイオ州シンシナティ生まれ。クリスの音楽の旅は7歳の時に始まり、クラシックピアノを学び始める。その後、ニューヨークのジュリアード音楽院で作曲を学び、音楽作曲の美術学士号を取得した。このクラシック音楽の訓練が、彼のR&B、ファンク、ソウルと融合したパワフルな音楽の基礎を築いた。
ジャスパーは1973年にアイズレー・ブラザーズに加入。アイズレー・ブラザーズをヴォーカル・トリオから、6人編成のR&B/ソウル/ファンクグループへと変貌させるのに貢献した。彼のソングライティングの才能とキーボードおよびシンセサイザーの専門知識は、グループのシグネチャサウンドの礎となった。クリスは、多数のヒット曲の作曲、編曲、プロデュースに貢献し、その中には「For the Love of You」、「Between the Sheets」、「Fight the Power」なども含まれている。
1984年、ジャスパー、アーニーアイズレー、マーヴィン・アイズレーはアイズレー・ジャスパー・アイズレーを結成し、1985年の「Caravan of Love」などのチャート首位の曲をリリースした。
2年後、ジャスパーはソロ活動を開始し、Gold City Recordsを設立して、4枚のゴスペルアルバムを含む17枚のアルバムをリリースした。ソロデビュー作には、教育の重要性を訴えるヒット曲「Superbad」が収録されている。
ジャスパーは1992年、アイズレー・ブラザーズの一員としてロックの殿堂入りを果たした。2014年にはアイズレー・ブラザーズの一員としてグラミー賞の生涯業績賞を受賞。2022年にはソングライターの殿堂入りを果たした。