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キッスのジーン・シモンズがブラック・サバスを語る

2025/02/19 19:12掲載
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Gene Simmons
Gene Simmons
キッス(KISS)ジーン・シモンズ(Gene Simmons)ブラック・サバス(Black Sabbath)を語る。MusicRadarのインタビューの中でこう話しています。

「俺は常にブラック・サバスを愛し、尊敬してきた。彼らと一緒にツアーをした初期の頃の思い出は生涯の宝物だと言える」「ブラック・サバスという名前を初めて耳にした時のことは決して忘れない。それは彼らのファーストアルバムの宣伝だった。ローリング・ストーン誌に掲載されていた。“ブラック・サバス - レッド・ツェッペリンよりもラウド!!!”と書かれていた。よりラウドで、より壮大。まさにその通りだ」

「1974年のサバスは、見知らぬ土地で自分たちの信じることをやる新しいバンドのアドレナリンに満ちていた。サバスは自分たちのやり方でやることに疑問の余地はなかった。彼らを愛そうが憎もうが、彼らは動物のように自分たちの領域を確立するバンドだった。

キッスは当時、ファーストアルバムのツアー中だった。ありがたいことに、サバスのツアーでオープニングを務めることになった。3つか4つの公演だけだったが。

たぶん、1974年のボストン・シアター公演だったと思う。俺はメイクを済ませ、バンドと一緒にステージに出る準備ができた状態でバックステージにいた。俺の隣には偉大なギザー・バトラーが立っていた。身長は約5フィート6インチ(約167cm)! 俺はプラットフォームヒール(※厚底のヒール)を履いていたので、身長は約6フィート9インチ(約205cm)ほどあった。

それは俺のDNAに刻み込まれている。一度、化粧を施せば、俺はデーモンそのものになる。ギザーは俺をどう扱っていいのかよく分からなかったようだった。彼が俺の隣に立ったとき、彼は俺を上から下まで見た。俺は彼を見下ろし、彼を睨みつけて舌を突き出し、頭を下げてお互いの顔が向き合うようにして“アーーーーッ!”と叫んだんだ。

それから何年も経ってから、オジーが俺に言ったのか、どこかで読んだのかはわからないが、ギーザーは(その日、サバスのメンバーの元に)戻ったとき、オープニングアクトのベーシストに脅威を感じたとオジーに言ったそうだ。彼はそれが良い兆候だとは思わなかった。そう、彼は正しかったんだ!

次のニューヨーク州ロチェスターでの公演では、すぐにステージに出ろと言われた。問題は、サバス用のアンプがステージの端に近すぎて、ステージの反対側に行くにもお互いすれ違うだけのスペースもなかったこと。その後、睨み合いが続いた。サバス用のアンプが後ろに下がるまで、俺たちはステージに上がらなかった。その後、アンプは後ろに下げられた。

別の機会、おそらくニューヨーク州オルバニーだったと思うが、サバスの姿が見当たらなかった。後にわかったことだが、彼らはホテルにチェックインし、コンサートホールに向かう時間になってもオジーの姿が見当たらなかった。 どうやら、彼は(そのホテルでない別の)ホテルの部屋に入って寝てしまったらしい。言うまでもなく、オジーを探しに行ったサバスのロードマネージャーは、オジーを見つけることができなかった。オジーは他の部屋でぐっすりと眠っていたからね」