書籍『生きてりゃいいさ 河島英五伝』(花房観音 著)が西日本出版社から4月11日発売予定。著者が河島英五の娘・河島あみると出会ったことから、世間がイメージする河島英五と違う英五の姿を知り、その生き様にのめりこみ、生涯を書ききった、渾身の一作。
■『生きてりゃいいさ 河島英五伝』
著者 花房観音
定価 1,500円(税抜)
発行年月日 2025年4月
判型 四六判並製 260ページ
ISBN 978-4-908443-98-5
<内容紹介>
1975年、シングルレコードのB面として発売された「酒と泪と男と女」は、
50年の歳月を経て、今日もどこかでだれかが歌っている。
河島英五がこの曲を作ったのは18歳の高校生の時だった。
大人の世界を冷めた目で見ていた青年は、やがて世界を旅し、
メッセージ性の高い曲をたくさん生み出していく…。
そして2001年4月、48歳の若さでこの世を去った。
『京都に女王と呼ばれた作家がいた』で
ミステリー作家・山村美紗の生涯を描いた花房観音が、
英五の娘、河島あみると出会ったことから、
世間がイメージする河島英五と違う英五の姿を知り、
その生き様にのめりこみ、生涯を書ききった、渾身の一作。
あのねのねのバックバンドとして屈折した思いを持っていた下積み時代。
日本酒のCMに起用されて売れた「酒と泪と男と女」。
シルクロードを漂流した一人旅。
円空の後ろ姿を追って、バイクにギターを積んで日本各地で歌った日々。
笑福亭鶴瓶、桂南光、原田伸郎、ホモ・サピエンス、
友人らが回想する英五とのピリピリした時間と深い情。
夫婦愛と家族愛。
目次
第一章 誕生 何かいいことないかな
第二章 ヒット曲 ―酒と泪と男と女
第三章 旅の日々 ―時代おくれ
第四章 家族 ―生きてりゃいいさ
第五章 別れ ―旧友再会
第六章 再生 ―月の花まつり
最終章 永遠 ―百年たったら
◎英五、自筆の歌詞、紀行メモ掲載
著者について
1971(昭和46)年、兵庫県豊岡市生まれ。
京都女子大学文学部中退後、映画会社や旅行会社などの勤務を経て、2010年に「花祀り」団鬼六賞大賞を受賞しデビュー。男女のありようを描く筆力の高さには女性ファンも多い。
著書に『寂花の雫』『花祀り』『萌えいづる』『女坂』『楽園』『好色入道』『偽りの森』『花びらめくり』『うかれ女島』『どうしてあんな女に私が』『紫の女』『京都に女王と呼ばれた作家がいた 山村美紗とふたりの男』など多数、最新刊は『縄 緊縛師・奈加あきらと縛られる女たち』。