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ポリスのスチュワート・コープランドのドラム+鳥や動物の鳴き声+オーケストラ 自然と音楽のコラボアルバム発売 1曲試聴可

2025/02/17 12:19掲載(Last Update:2025/02/27 19:34)
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Stewart Copeland
Stewart Copeland
ポリス(The Police)スチュワート・コープランド(Stewart Copeland)のドラム+鳥や動物の鳴き声+オーケストラ。自然界の音と伝統楽器の演奏を融合させた“自然と音楽のコラボレーション・アルバム”『Wild Concerto』が完成。海外で4月18日発売。リリース元はPlatoon Records。また環境メッセージを強調するために、4月22日のアースデイにライヴ初演される予定です。

このアルバムは、著名な英国人自然保護活動家のマーティン・スチュワートが現地で録音したフィールドレコーディングを基に制作されました。

『Wild Concerto』では、鳴き声をあげるカエルがサックスとデュエットし、クロアシアホウドリが弦楽器のモチーフの上でさえずり、オオスズメフクロウがピアノのノクターンに合わせて鳴きます。さえずるキョクアジサシや遠吠えするオオカミ、ウミガラス、ハイエナ、アカシカが、キングダム・オーケストラの30人のミュージシャンとともに、パーカッションを担当するコープランドと共演します。

コープランドは、自然音の録音は一切加工も調整もしていないと語っています。

「鳥や動物の音はすべて、そのままの音です。メロディやリズムに合うように配置しました。

ソプラノやテノールの代わりに、ハイエナやオオカミ、鳥のコーラスと一緒に仕事をしています。彼らの声は、音楽に比類のない本物をもたらしてくれています。

彼らは皆、それぞれ独自の、しばしば無調のメロディを持っていますが、例えば、ムネアカゴジュウカラとフルートを組み合わせると、驚くほどの相乗効果が得られます。僕は、オオカミのようなソリストだと感じる音や、南極の荒々しい風のように雰囲気を出すのに適していると思った音を選び出し、トロンボーンやギターと同じような方法で処理しました。オオカミは魂と情熱を込めて遠吠えし、そのラインに沿ってトロンボーンが伴奏しています。これはジャズであり、北極ツンドラのジャズ・オオカミなのです」

『Wild Concerto』は、南極圏と北極圏を往復飛行するキョクアジサシの驚くべき大移動と、その途中で遭遇する可能性のある鳥や動物たちにインスピレーションを得ています。マーティン・スチュワートは、このアルバムは絶滅の危機に瀕している多くの動物の声を永遠のものにしたと語っています。

「これらの種の多くは絶滅の危機に瀕しており、私たちが生きている間に彼らの鳴き声が消えてしまうかもしれません。『Wild Concerto』を通じて、彼らの声は永遠に保存されるのです」

60年以上にわたり、彼は豊かな熱帯雨林から人里離れた北極圏のツンドラ地帯まで、自然界の音を録音してきました。60か国以上から集めた録音記録は約10万あるという。その音は約150本の映画でも使用されています。

「自然音と音楽を組み合わせるということには、とても懐疑的でした。多くのサウナやサロンでは、ピアノや海の音をバックにニューエイジ音楽が流れていますが、私はそれが自然音と音楽の組み合わせの典型だと思っていました。しかし、私はただただ驚きました。スチュワート(コープランド)は素晴らしい才能の持ち主です。彼は自然音と音楽をシームレスに組み合わせました。これは、人々が自然を聴くためのもう一つの手段です。動物たちに新たな声を届けるものです」

ティーザービデオの中で、コープランドは次のように語っています。

「このプロジェクトは、僕が映画音楽の作曲家として学んだこと、そしてオペラ作曲家として学んだことの集大成です。オーケストラの仕組みや感情の導き方について学んだことをすべて取り入れています。ソプラノやテノールはいません。ハイエナやオオカミ、さまざまな種類の鳥たちが声を出しています」

このアルバムからの最初のシングル「White Throated Sparrow (Is Happy On the Glacier)」が聴けます

ティーザービデオ


「White Throated Sparrow (Is Happy On the Glacier)」