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W.A.S.P.の2枚のライヴ・アルバムは「本当のライヴではない」 元メンバーのクリス・ホルムズ明かす

2025/02/13 17:25掲載
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W.A.S.P. / Double Live Assassins
W.A.S.P. / Double Live Assassins
W.A.S.P.のリードギタリストとして活躍したクリス・ホルムズ(Chris Holmes)は、W.A.S.P.の2枚のライヴ・アルバムは「本当のライヴではない」と明かしています。The Metal Voiceの新しいインタビューの中で語っています。

ホルムズは、再結成のW.A.S.P.アルバム3作、1997年作『Kill Fuck Die』、1999年作『Helldorado』、2001年作『Unholy Terror』の曲をライヴで演奏しない理由を尋ねられて、こう話しています。

「それらのアルバムの曲を一切書いていないし、演奏もしていない。ギターは弾いていない。1曲くらいソロを弾いたかもしれないけど。ブラッキー(ローレス)は自分がギターが上手いと思っていた。ギターの演奏を聴いてみろよ、俺じゃない。なんで俺の名前がそこに載っているのかわからない。俺はこれらのアルバムでギターを弾いていないんだ。

ライヴ盤でもあった。ライヴ盤は当然演奏したよ。『Double Live Assassins』(1998年)だ。信じてくれるかどうか分からないけど、言いたくないんだけど、あれはライヴじゃなかったんだ。あれは全部スタジオ録音だったんだ。スタジオで録音したんだ。(観客の声を)ただループさせただけ。W.A.S.P.が完璧にミスなく演奏するライヴ・アルバムを出せると思うかい? ライヴ・アルバムには、どんなものでもミスが聴こえてくるものさ。プロのギタリストでもミスをする。でも、プロはそれをうまく隠して、わからないようにするものだけどね。

最初の(W.A.S.P.のライヴアルバム『Live… In The Raw』/1987年)もライヴだと思うかい? 違うんだ。サンディエゴのライヴの前に(録音した)、観客の前ではなかったんだ。移動式の録音ユニットを使ってサウンドチェックを行い、それをすべてそのまま録音した。ドラム(は生演奏)を録音し、その後、(スタジオで)残りのすべてを録音したんだ。観客の声はループしていた。俺は本当のことを言っているんだよ」