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ドリーム・シアターのジョン・マイアング、プログレはあまりにもプログレッシブになりすぎるとロックから離れていく ラッシュに敬意を払うべき理由語る

2025/02/12 17:50掲載
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John Myung
John Myung
ドリーム・シアター(Dream Theater)のベーシスト、ジョン・マイアング(John Myung)はThe Heavy Metal Journalの最近のインタビューの中で、プログレッシブ・ロックはあまりにもプログレッシブになりすぎると「ロックから離れていく」と話し、敬愛するラッシュ(Rush)は「ロック」の部分を失うことなくプログレッシブ・ロックをうまくやる方法の素晴らしい例であると話しています。

「ラッシュのやり方が大好きなんだ。彼らはプログレッシブで、挑戦的な音楽を書いているけど、パワーを失っていない。

コードをあまりにも多く変えたり、あまりにも多くの音を弾きすぎたりすると、ぼやけてしまって、ロックから離れてしまう。ロックのパワーを失い、他の音楽の形へと近づいていく。それはそれで素晴らしいことだよ。僕はあらゆる種類の音楽を認めている。ジャズやクラシックも素晴らしいけれど、ロックには本当に特別なものがある。そのバランスを保つことができれば、クールでありながら、パワフルな音楽であり続けることができるんだ。

僕が好きなのは、うまく表現できないけど、シンプルな複雑さ、かな。複雑ではあるけれど、形に基づいていて、それでいてパワフル。僕は、何かに向かって努力する必要がある、そんなバランスが好きなんだ。つまり、演奏するのがあまりにも簡単すぎると、挑戦しがいがない。常に挑戦する要素が必要だと思うんだ」

彼がバイオリンを始めたのはわずか5歳の時でした。しかし、10代半ばにメタルに出会ったことで、彼は別の音楽を追求したいと思うようになったと振り返っています。

「10代半ばになると、友人やその家族、兄や姉から大きな影響を受けるようになった。彼らが聴いていたのはすべてロック系ばかりだった。ラッシュ、イエス、アイアン・メイデン、70年代の素晴らしいバンド、ブラック・サバスなど。それらは僕の想像力をかき立てた。僕はそれらの音楽が本当に大好きだった。この音楽の中に信じられないような精神性を感じた。僕は家に帰って、できるだけ大きな音でレコードをかけるのをが待ちきれない日々を送っていたよ。

やがて友人たちがフリーマーケットや楽器店に行くようになり、みんなが“よし、お前はドラムを叩け、ベースを弾け、ギターを弾け”と言うようになった。バンドが次々と結成され、僕の2軒隣に住んでいたドラマーが僕にベースを弾くように勧めてくれたんだ。本当に最高でクールなことだった。素晴らしい経験だった。そして、ラッシュを見つけたとき、僕は...本当にピンときたんだ」