
Ben Kenney (Image credit: Getty Images)
3年前に脳腫瘍と診断され、手術は成功したものの、片耳が永久に聞こえなくなり、顔面の麻痺も部分的に残っているという、元
インキュバス(Incubus)のベーシスト、
ベン・ケニー(Ben Kenney)。脳の手術後初めてライヴに復帰しました。
モンキーズ(The Monkees)の
ミッキー・ドレンツ(Micky Dolenz)と彼のバンドが支援し、ステージ復帰を果たしています。
ケニーは、インキュバスの長年のベーシストでしたが2022年に脳腫瘍と診断され、摘出手術を受けました。手術は無事成功しましたが、療養のためにバンドからは離脱。その後、2024年に正式に脱退し、インキュバスには後任としてニコル・ロウが加わっています。
ケニーは手術後には自身の最大の支援者であった父親が亡くなっています。
ケニーは復帰までの道のりをSNSでこう述べています。
「昨年、友人たちの助けで僕は再び立ち上がることができた。僕は数年間ステージから遠ざかっていたうえ、聴力を失った後のパフォーマンスに不安を感じていた。
僕は何度もミッキー・ドレンツの演奏を観に行っていたんだけど、そのたびに彼のベーシストであるジョン・ビリングスが“一緒に演奏しようよ”と言ってくれた。そして、僕はついに勇気を出して“イエス”と答えた。その後、ミッキーと一緒にビートルズの“Come Together”をジャムセッションし始めた(僕にとって、いろんな意味で超現実的な瞬間だった)。それから数日後、僕はミッキーと彼のバンドと一緒にステージに立ち、数年ぶりにライヴ・パフォーマンスをした。今でも信じられないよ。ミッキー、ジョン、そしてバンドの皆には感謝の気持ちでいっぱいだ。僕にとって大きな勝利をくれたことに感謝しています」
ケニーは先日、脳の手術後初めてシングルをリリースしました。タイトルは「Fire」で、新アルバム『Powerful Buttcheeks』のリリースも予定しています。